カスピ海原油を日本へ優先供給 INPEXがホルムズ海峡懸念に対応
INPEXは、カザフスタンのカシャガン油田とアゼルバイジャンのACG油田で得る原油を日本向けに優先販売する方針を示した。中東依存が高い日本の原油輸入で、非中東の調達先拡大が課題となっている。
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INPEXは、カザフスタンのカシャガン油田とアゼルバイジャンのACG油田で得る原油を日本向けに優先販売する方針を示した。中東依存が高い日本の原油輸入で、非中東の調達先拡大が課題となっている。
マルコス大統領は3月24日、イランによるホルムズ海峡の事実上の封鎖を受け、1年のエネルギー非常事態を即日宣言。原油輸入の9割超を中東に依存するフィリピンは、燃料確保と価格高騰抑制を急ぐ構えで、政府は備蓄放出や代替輸入先の確保、価格抑制策を強化するとしている。
インドネシアがロシア産原油の調達を選択肢に加える可能性が浮上した。2026年3月17日、ラハダリア・エネルギー・鉱物資源相は、国内向けの原油供給確保と価格変動への対応を目的に、ロシア産原油の購入検討と輸入先分散の強化を明らかにした。中東情勢の緊迫と原油高が背景にある。
米中貿易協議をにらみ、米国が中国に「どの国の原油を買うか」まで踏み込み原油調達を制限する案が浮上。エネルギーを交渉材料に用いて対ロシア・対イラン制裁の効果を高める狙いがあり、貿易・安全保障面での影響や企業・世界市場への波及も懸念される。政策の行方を左右する可能性も指摘される。
インドの原油調達は対大国制裁や関税のはざまで変動し、トランプ大統領は31日(米時間)にインドがベネズエラ産原油を購入して一部ロシア産を代替する取引をまとめたと述べ、米印のエネルギー調達を巡る注目が集まる。制裁や関税の影響は輸入構成や国際原油市場、エネルギー安全保障に影響する。
クリス・ライト米エネルギー長官は1月8日、ベネズエラ産原油を巡り、中国との商取引を完全排除せず、対中牽制を維持しつつ既存の中国の権益と輸入実態を踏まえ柔軟に対応する考えを示した。米国が同国で主導権を握る限りと表明し、エネルギー安全保障や対中政策の微妙な均衡を探る姿勢が浮き彫りに。
米財務省は2025年12月17日、ロシア極東のサハリン2で副産物として生産される原油の日本向け輸入を2026年6月18日まで一般許可し、当該取引を対ロ制裁の適用外と発表。期限延長で燃料調達や日本のエネルギー安全保障に対する当面の不安は和らいだ。
税関総署が発表した10月の原油輸入は前年同月比8.2%増の4836万トンと高水準を維持。中国は価格や制裁、地政学の影響を受けつつ供給元を静かに切り替え、統計は世界最大の原油買い手である中国が供給元の顔ぶれをゆっくり入れ替えていることを示した。