米中央軍、イラン弾道ミサイルを迎撃 イラン南部ケシュム島に打撃

米中央軍、イランの対クウェート・バーレーン攻撃は不達と迎撃 ケシュム島打撃も公表

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米中央軍は2日(日本時間3日)、イランがクウェートやバーレーンなど域内目標に向けて発射した複数の弾道ミサイルについて、クウェート方面の2発は不達または空中分解、バーレーン方面の3発は米軍とバーレーン軍が迎撃したと発表した。米軍はあわせて、イラン南部ケシュム島の軍事地上管制施設を自衛的に打撃した。4月8日に発効した停戦は形式上続いているが、複数の主要報道では、停戦延長や核協議をめぐる米・イラン交渉は停滞しているとされる。一方、トランプ米大統領は協議継続を主張しており、軍事応酬と外交交渉が並走する不安定な局面となっている。

クウェート・バーレーン方面へのミサイル、不達と迎撃

米中央軍の説明では、クウェートに向かった弾道ミサイル2発は途中で失速、または空中分解し、意図した標的には命中しなかった。バーレーンに向かった3発は、米軍とバーレーン軍の防空部隊が迎撃した。

米中央軍は同日、イラン製弾道ミサイルと無人機を複数撃破し、地域各地への攻撃の試みに対する自衛措置として、ケシュム島の軍事地上管制施設を打撃したと説明した。ケシュム島はホルムズ海峡に近く、湾岸の軍事緊張を左右しやすい要衝に位置する。

クウェート側は防空対応に入り、バーレーン側も警報発令などの警戒措置を取った。今回の発射は、米軍施設や同盟・友好国が集中する湾岸アラブ諸国側を再び直接巻き込む形となり、域内の緊迫を一段と高めた。

停戦下で続く軍事応酬

米国とイランの間では4月8日から停戦が続いているものの、戦闘の恒久的な終結にはつながっていない。AP通信は5月28日、米・イラン交渉担当者が停戦を60日延長し、イラン核開発をめぐる協議を始める暫定合意に達したと、事情を知る米当局者の話として伝えていた。ただ、その後も現場ではミサイルや無人機をめぐる応酬が続いている。

米中央軍は5月31日、イラン側による米軍MQ-1無人機撃墜などを受け、ゴルクとケシュム島のレーダー施設、無人機の指揮統制施設を自衛的に打撃したと公表していた。今回のクウェート・バーレーン方面への発射とケシュム島打撃は、5月末から続く軍事的緊張の延長線上にある。

今後は、停戦を長期的に維持する枠組みと、イラン核開発をめぐる協議を切り離さずに進められるかが問われる。イラン側に近いメディアは交渉停止を伝えた一方、トランプ氏は協議が継続していると反論しており、次の協議日程や停戦維持への影響はなお流動的だ。

参考・出典

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