アフガニスタン西部ヘラートでタリバンが女性拘束 抗議に武力行使、2人死亡

アフガニスタン・ヘラートで女性拘束、抗議弾圧で2人死亡 国連専門家が調査要求

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アフガニスタン西部ヘラートで、タリバン暫定政権当局による女性拘束に抗議した住民に治安当局が武力を行使したとして、国連人権理事会が任命した独立専門家10人が11日、非難声明を出した。専門家らは、服装規制違反の疑いで女性が多数拘束された後の抗議で、少なくとも2人が死亡し、20人超が負傷したとして、独立した調査の実施と拘束者の解放を求めた。

発端となった女性の一斉拘束

国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は10日、ヘラート市で6日から7日にかけ、少なくとも30人の女性が勧善懲悪省当局者と警察に拘束されたと公表した。勧善懲悪省は、タリバン暫定政権下で服装や公共空間での振る舞いなどの道徳規範を取り締まる機関で、女性への規制強化が地域の緊張を高めていた。

拘束に反発し、9日にはヘラート市ジブリール地区で住民の抗議が起きた。UNAMAは、治安当局が過剰な力を行使し、少なくとも1人の少年が銃撃で死亡し、複数人が負傷したことを確認した。2人目の死亡報告についても検証を進めているとしていた。

アフガニスタンでは、タリバン復権後、女性の移動、教育、就労、服装に関する制限が重ねられてきた。公然とした抗議はまれであり、今回の事案は、服装規制の執行が一斉拘束と死傷者を伴う弾圧に発展した点で国際的な批判を招いている。

調査と説明責任を求める国連側

10日のUNAMA発表は、少なくとも30人の女性の拘束と、抗議で少なくとも1人の少年が死亡したことを示したものだった。これに対し、11日の独立専門家声明は、死者を少なくとも2人、負傷者を20人超とし、事案をより広い人権侵害として位置付けた。

専門家らは、事実関係の調査に加え、負傷者が医療を受けられるようにすること、恣意的拘束をやめること、家宅捜索や抗議参加者への報復を停止することを求めた。死傷者数の確定や追加拘束の有無はなお未確認の点が残り、タリバン当局の説明責任が問われている。

参考・出典

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