イスラエル国連大使、国連報告でハマスと並列掲載を不当と批判

国連、紛争関連性的暴力リストにイスラエルを掲載 ダノン大使は決定に強く反発

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イスラエルのダニー・ダノン国連大使は28日から29日にかけ、国連事務総長の紛争関連性的暴力に関する年次報告の付属リストに、イスラエルの武装・治安当局などがイスラム組織ハマスと並んで掲載されたと明らかにした。ダノン氏は、イスラエルをハマスと同列に扱う不当な決定だとして強く非難している。

警告対象から実際の掲載へ

問題の付属リストは、武力紛争下でレイプやその他の性的暴力のパターンに責任があると信頼に足る形で疑われる当事者を列挙する国連の枠組みだ。刑事裁判の有罪認定ではなく、安保理の議題となる紛争で深刻な懸念がある主体を国際的に可視化する仕組みである。

2025年8月に公表された前回の年次報告では、ハマスは2024年に国連が確認した情報に基づいて、既に掲載されていた。一方、イスラエルの武装・治安当局は、一定の性的暴力のパターンに関する重大な懸念を理由に、次回報告で掲載される可能性を示す「on notice」の対象とされていた。今回の動きは、その警告段階から実際の掲載へ移った点にニュースの重みがある。

AP通信は、今回の年次報告がイスラエルの武装・治安当局を初めて付属リストに加え、ハマスも引き続き掲載対象に含めたと報じている。報告書は、2025年中のパレスチナ人被拘束者に対する「性的暴力のパターン」を記録したとされる。前回報告でも、イスラエルの武装・治安当局によるパレスチナ人拘束者への紛争関連性的暴力事案が確認されたと記載されていた。

国連との対立深まるイスラエル

複数報道によると、イスラエル側は掲載決定を不当だとして、アントニオ・グテレス国連事務総長との関係凍結を打ち出した。ガザ戦争をめぐって国連とイスラエルの対立は続いており、今回のリスト入りはその緊張をさらに強める材料となる。

今回の焦点は、ハマスの初掲載ではなく、警告対象とされていたイスラエル側主体が同じ付属リストに新たに列挙されたことにある。ただし、同じリストに載ることは、双方を政治的・法的に同一視するという意味ではない。報道では掲載主体の表現に幅があり、国連側の正式な認定文言や掲載範囲は、正式文書の公表内容を確認する必要がある。

参考・出典

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