米宇宙企業ブルーオリジンの大型ロケット ニューグレン試験中に爆発

ブルーオリジン、ニューグレンが地上試験中に爆発 Amazon Leo衛星計画に影響も

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米主要メディアによると、ブルーオリジンの大型無人ロケット「ニューグレン」が5月28日夜、フロリダ州ケープカナベラルの発射台でのホットファイア試験中に爆発した。ブルーオリジンは同日、試験中に「異常」が発生し、全要員の安否を確認したと説明した。負傷者は報告されていない。機体は翌週にも48基のAmazon Leo衛星を打ち上げる準備中だったと報じられており、同社の短期打ち上げ計画に影響が及ぶ可能性がある。

発射前の地上燃焼試験で発生した爆発

事故は飛行中ではなく、打ち上げ前に発射台上でエンジンを燃焼させる地上試験の最中に起きた。ホットファイア試験は、機体を固定した状態でエンジンを作動させ、打ち上げ前に推進系などを確認する重要な工程だ。

ニューグレンは、ブルーオリジンが主力に据える大型・再使用型ロケットである。同社は顧客にNASA、Amazonの低軌道衛星通信計画、AST SpaceMobile、米政府顧客などを挙げており、商業衛星や政府需要を担う機体として位置づけている。

Amazon向けには、Project Kuiperとして発表された衛星展開を支えるため、最大27回のニューグレン打ち上げ契約が公表されている。今回の機体は、報道によるとAmazon Leo衛星48基の打ち上げ準備中だった。事故は単発の試験失敗にとどまらず、顧客向け打ち上げの順守や機体の信頼性評価にも関わる問題となる。

運用拡大局面で浮上したリスク

ブルーオリジンは2024年12月、ニューグレンの統合ホットファイア試験成功を「初飛行前の最終主要試験」と位置づけていた。2025年11月には、NASAのESCAPADEを打ち上げ、再使用ブースターを回収したと発表している。一方、2026年4月のNG-3では第1段ブースターの回収に成功したものの、第2段の不具合でAST SpaceMobileの衛星を予定軌道へ投入できず、FAAの調査対象となった。FAAは5月22日に調査終了と復帰許可を示したばかりで、その直後に今回の発射台爆発が起きた。

今後の焦点は、爆発原因の特定、発射台や地上設備の損傷範囲、6月にも予定されていたとされる次回打ち上げの延期の有無、顧客衛星案件への具体的な影響となる。詳細はまだ明らかにされておらず、同社の原因調査と打ち上げ再開に向けた対応が問われる。

参考・出典

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