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Amazonとグローバルスターは米国時間4月14日、Amazonがグローバルスターを買収する正式な合併契約を結んだと発表した。取引額は1株90ドル換算で115億7000万ドルに上る。Amazonは独自の低軌道衛星網に加え、携帯端末に直接つながる衛星通信網と周波数資産を一気に取り込み、衛星通信分野で先行するスターリンクへの対抗姿勢を鮮明にした。
1株90ドルで買収提案
グローバルスターの株主は1株当たり90ドルの現金、またはAmazon普通株0.3210株のいずれかを受け取る権利を得る。現金と株式を組み合わせた設計となっているため、最終的な買収評価額はAmazonの株価動向によって変動する。
今回の買収でAmazonが手にするのは既存の衛星群にとどまらない。グローバルスターのネットワークは地上の基地局を介さず携帯端末に直接つながる通信に適しており、緊急時の連絡や圏外地域の補完といった用途で大きな強みを持つ。
グローバルスターは現在、AppleのiPhoneやApple Watch向けにEmergency SOSなどの衛星ベースの機能を支えている。Amazonはこれらの既存サービスを継続提供するため、Appleと新たに契約を結んだことが確認されている。
2028年にD2D開始へ
両社は、この取引によってAmazonが2028年から携帯端末向けの直接通信(D2D)サービスを展開できるようになるとしている。Amazonは2029年までに約3200基の低軌道衛星を展開する計画で、2026年7月の規制期限までにその半数規模を配置する必要に迫られている。すでに200基超を打ち上げ済みであり、ここにグローバルスターの約24基の衛星網が加わる。
ただ、事業規模では約1万基の衛星網と900万人超の利用者を抱えるスターリンクがなお大きく先行している。Amazonにとって今回の買収は、単なる衛星数の上積み以上に、携帯向けD2Dで即座に利用可能な既存ネットワークと周波数帯を一度に確保する意味合いが強い。
買収の完了は2027年を見込んでおり、各国の規制当局の承認やグローバルスター側の特定のマイルストーン達成が条件となる。FCC(米連邦通信委員会)の承認も必要となるが、関係者の報道によれば承認には前向きな見方が示されているとされる。手続きが完了すれば、Amazonは衛星ブロードバンドに加えて携帯向け衛星通信の足場を一気に固めることになる。
