レバノン南東部マルジャユーン近郊の国連拠点で平和維持要員死亡

セルビア軍上級軍曹が南レバノンで死亡、UNIFIL拠点に迫撃砲弾が相次ぎ着弾

※記事を視覚化したイメージであり、実際の事象とは異なります。

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レバノン南東部マルジャユーン近郊にある国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の拠点で6月3日深夜、迫撃砲弾が着弾し、負傷していたセルビア人の平和維持要員が4日早朝に死亡した。3月2日の戦闘激化以降、レバノンで死亡したUNIFIL要員は計7人となった。

死亡したセルビア軍上級軍曹

国連事務総長報道官は、死亡したのはセルビア出身のミロバン・ヨバノビッチ軍曹だと明らかにした。セルビア政府も4日、同氏がセルビア軍の上級軍曹で、国連平和維持活動の一環としてレバノンに派遣されていたと発表した。

迫撃砲弾はマルジャユーン近郊の国連拠点7-2に着弾した。ヨバノビッチ氏は重傷を負ってベイルートの病院に搬送されたが、死亡した。同じ事案でほかに2人の平和維持要員も負傷し、UNIFIL基地内の医療施設で治療を受けている。国連とセルビア政府は哀悼の意を表明した。

発射主体は不明、国連が調査

UNIFILは、正確な状況を把握するため調査を始めた。国連報道官は初期評価として、着弾はリタニ川北方からの間接射撃によるものだと説明した。一方、イスラエル軍はヒズボラがアルカトラニ地域から発射した迫撃砲弾がUNIFIL拠点に落下したと主張している。UNIFILとしては発射主体や、着弾が意図的な攻撃だったかどうかを公式には特定していない。南レバノンでは3月2日以降、飛翔体の確認や着弾が増え、UNIFIL要員の補給や移動にも支障が出る厳しい環境が続いている。

国連は、平和維持要員への意図的な攻撃は国際人道法と国連安全保障理事会決議1701への重大な違反であり、戦争犯罪に当たり得ると警告している。UNIFILは停戦監視などを担う国連部隊であり、その拠点への着弾は、南レバノンの治安悪化が国連要員にも直接及んでいることを示している。

参考・出典

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