オーストラリア安全情報機関長官、AUKUS防衛分野を外国標的と警告

オーストラリア安全情報機関長官、AUKUS防衛分野を外国標的と警告

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オーストラリア安全情報機関(ASIO)のマイク・バージェス長官は6月24日夜(現地時間)、米英豪の安全保障枠組みAUKUSに関する情報を狙った外国情報機関の工作を阻止したと明らかにした。スパイはコンサルタント会社の関係者を装い、豪州の安全保障クリアランス保持者にオンラインで接触していた。

コンサルタントを装ってAUKUS情報を要求

バージェス長官が2026年の年次脅威評価で説明した。外国情報機関のスパイは、豪州の安全保障クリアランス保持者に対し、コンサルタント会社の関係者を装って有償の業務を持ちかけた。

最初に求めたのは、豪州と太平洋島しょ国との関係に関する報告書だった。スパイは報酬を支払ったうえで、対象者を取り込めたとみると、AUKUSに関する内部情報の提供を求めた。

対象者は不審に思い、ASIOに通報した。ASIOは接触の経緯を把握したうえで、相手に直接連絡し、豪州市民を標的にする行為をやめるよう警告したという。

業務交流サイトが接触の入り口に

AUKUSは、オーストラリア、英国、米国による安全保障枠組みで、豪州向け原子力潜水艦計画に加え、先端防衛技術協力も含む。長官は、AUKUSや豪州の防衛能力が外国情報機関にとって優先度の高い標的であり続けているとの認識を示した。

問題は、機密資料そのものの流出に限られない。職務経歴、担当分野、安全保障クリアランスの有無といった公開情報も、標的を絞り込む材料になる。バージェス長官は、業務交流サイトを使った接触は外国情報機関にとって低コストで低リスクの手段だと警告した。

AUKUS計画が進むほど、関係者や請負網、関連技術を狙う動きは広がるとみられる。防衛機密を守る焦点は、文書管理だけでなく、オンライン上の情報露出や人的接触への備えにも広がっている。

参考・出典

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