イランで国際ネット接続再開、復旧はなお部分的、市民に安堵広がる

イラン、国際ネット接続が部分復旧 88日遮断後もSNS制限残る

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AP通信やロイターなどによると、イランで長期にわたり遮断されていた国際インターネット接続が26〜27日にかけて再開し始めた。ソーシャルメディアに再びアクセスできた市民の間では安堵や喜びが広がったが、復旧はなお部分的で、完全な平常復帰には至っていない。

大統領指示後に見えた部分復旧

マスード・ペゼシュキアン大統領は25日、国際インターネット接続の再開を命じたと伝えられた。イランでは米国とイスラエルによる軍事攻撃開始後、外部との通信制限が強まり、国外サービスへの接続が長期間にわたって厳しく抑えられていた。

Cloudflare Radarのデータでは、26日時点でイランのインターネット活動量が2026年に観測された最大値の約40%まで戻り、部分的な復旧が確認された。NetBlocksのデータでも、27日時点の接続性は遮断前水準の約86%に達した。両者は測っている指標が異なるため単純比較はできないが、いずれも接続が実際に戻り始めたことを示している。

市民の間では、外部のソーシャルメディアやオンラインサービスに再び触れられるようになったとの反応が広がった。長く閉ざされていた対外通信の窓が一部開いた形で、家族や友人との連絡、情報収集、発信の再開を喜ぶ声が相次いだ。

残る検閲と不信感

ただし、今回の再開は検閲の終了を意味しない。イランでは平時から主要SNSや外部サービスへのアクセスが制限され、VPN利用が常態化してきた。復旧後も人気ソーシャルメディアや国外サイトへの接続には強い制限が残り、すべてのサービスを自由に使える状態ではない。

接続が戻ったことへの歓迎がある一方、遮断が再び強化されるのではないかという不信感や、なお不安定な通信環境へのいら立ちも残る。今回の再開が一時的な緩和にとどまるのか、遮断前に近い水準まで持続的に戻るのかは、今後の接続状況と当局の運用次第となる。

参考・出典

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