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EQT傘下のKamgras 1は2026年5月12日、カカクコムに対し1株3,000円でTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。カカクコムは同日、TOBへの賛同と株主への応募推奨を表明した。案件は成立後の非公開化を前提としており、東京証券取引所は同日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。
買付期間は7月2日まで、カカクコムの非公開化へ
買付価格は普通株式1株あたり3,000円で、買付予定数の下限は34,941,000株、所有割合で17.51%に設定された。応募株券等の総数が下限以上となった場合は、応募された株式をすべて買い付ける。公開買付期間は5月13日から7月2日午後4時までである。
カカクコムは価格比較サイト「価格.com」と飲食店情報サイト「食べログ」を運営する。家電や通信、外食など日常消費に近い領域で大規模な利用者基盤を持つ企業であり、今回のTOBは消費者向け大型インターネットプラットフォームの非公開化案件となる。
複数の国内報道とデジタルガレージの開示資料によると、デジタルガレージとKDDIはいずれもTOBに応募しない契約を結んでいる。TOBが成立し、Kamgras 1がデジタルガレージおよびKDDI保有分などを除く全株式を取得できなかった場合、株式併合を含むスクイーズアウト手続きで株主をKamgras 1、デジタルガレージ、KDDIに絞り込む。その後、カカクコムがデジタルガレージとKDDIの保有株を自己株式取得で買い取る予定である。デジタルガレージは自己株式取得後、得た資金の一部を原資としてKamgras 1の親会社側に再出資し、議決権所有割合約20%を取得する見通しだ。
検索依存からの転換と機動的な投資判断
カカクコムは非公開化の狙いとして、短期的な業績や株式市場の評価に過度に左右されず、機動的に意思決定できる体制づくりを掲げている。具体的には、SEO依存からの転換、アプリやSNSを通じた利用者接点の強化、データ活用、決済領域でのデジタルガレージとの協業強化などを進める方針だ。
カカクコムは、検索サイト経由の集客に偏りすぎない事業構造への転換を課題に挙げる。生成AIの普及で利用者の情報探索の経路が変わる可能性があるなか、アプリやSNSで利用者と直接つながることを、非公開化後の成長戦略の一つに位置づけている。
カカクコムは、EQT系によるTOBへの賛同を決めるまでに、ベイン・キャピタルとLINEヤフーによる公開買付提案も受け、条件を比較検討したとしている。その後、LINEヤフーは5月14日、ベイン・キャピタルと共同で、想定公開買付価格を1株3,232円とする再提案を公表した。今後は、EQT系TOBの成否に加え、対抗提案の扱い、上場廃止に向けた手続き、大株主の持分処理がどの形で確定するかが焦点となる。
参考・出典
- 監理銘柄(確認中)の指定:(株)カカクコム | 日本取引所グループ
- Designation of Securities Under Supervision (Confirmation): Kakaku.com,Inc. | Japan Exchange Group
- 売買停止情報 | 日本取引所グループ
- EQT Group – Global Investment Organization
- TOB/公開買付け|株式|三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
- カカクコム、欧州のファンドが買収 非公開化でAI時代に対応 – Impress Watch
- スウェーデンのファンドが「価格.com」「食べログ」約5900億円でカカクコムを買収へ AI戦略を加速 – ITmedia PC USER
- 「食べログ」「価格.com」を各社が“喉から手が出る”ほど欲しがるワケ カカクコム、約5900億円でTOB検討:古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」 – ITmedia ビジネスオンライン
