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日本IBMは4月14日、エンタープライズ向け大規模システム開発で仕様駆動開発を進めるためのコンテキスト標準ソリューション「AI Lifecycle Shared Engineering Artifacts(ALSEA、アリーシア)」を発表し、同日から先行プロジェクト向けの提供を始めた。AI時代の企業システム開発で、仕様を軸に開発全体を標準化する基盤として打ち出している。
仕様や標準手順をAIが参照できる基盤
日本IBMは、生成AIによってコード生成やテスト自動化の活用は広がっている一方、基幹系を含む大規模開発では、品質確保や合意形成、既存資産の複雑さへの対応で個人の技能に依存する部分がなお大きいとみている。ALSEAは、そうした現場で使う仕様、標準ルール、開発プロセスをAIが扱いやすい形で共有し、仕様駆動開発を企業向け開発の新しい標準にすることを狙う。
ALSEAは、従来の人手中心だった開発から、AIが成果物生成を担い、人間が設計や監督に重点を置く体制へ移すための土台と位置づけられている。個人ごとの進め方に左右されやすかった開発知識を共通化し、プロジェクト全体で再利用できる形にそろえる狙いがある。
2027年以降に工数35%削減を目標
日本IBMは、2027年以降にシステム開発プロジェクト全体で35%の工数削減と30%の期間短縮を目標に掲げた。AI活用を個々の作業支援にとどめず、大規模案件の進め方そのものに組み込むことで、開発の生産性と標準化を引き上げる考えだ。
また、すでに全開発関係者向けに提供されているAIエージェント「IBM Bob」と組み合わせることで、大規模開発でAIが参照する共通知識や標準ルールの整備を前面に出した発表といえる。
先行プロジェクト向けの提供開始によって、日本IBMのAI駆動開発構想は構想段階から実装段階に進み始めた。今後は、仕様を軸にした標準化が実際の企業システム開発でどこまで定着し、掲げた工数削減や期間短縮につながるかが焦点になる。
