バンス米副大統領、イラン核査察再開と国際経済復帰条件示す

バンス米副大統領、イラン核査察再開に言及 米イラン合意の履行条件として強調

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バンス米副大統領は6月15日、米国とイランの戦闘終結に向けた合意を巡り、イランが核計画への実質的な査察を受け入れることが、国際経済への復帰や制裁緩和の前提になるとの認識を示した。CBSの番組で述べた。合意文書は公表されておらず、査察の実施方法や制裁緩和の条件は今後の技術協議で詰める見通しだ。

正式な署名式は19日にスイス・ジュネーブで行われる見通し

米国とイランは、戦闘終結とホルムズ海峡の再開に向けた条件で合意したと発表している。ホルムズ海峡は中東産原油の主要な輸送路で、通航の正常化はエネルギー市場の安定にも直結する。

合意文書の本文はまだ公表されていない。覚書はすでに電子署名されたとされ、正式な署名式は6月19日にスイス・ジュネーブで行われる見通しだ。バンス副大統領は15日、本文を今週中に公表したいと述べた。署名後は60日間の協議期間に入り、核計画や制裁緩和の詳細を詰めるとみられる。

査察の具体像はなお未公表

焦点は、IAEAなど国際的な検証機関がどこまで関与し、どの施設や核物質を対象に、いつ査察や検証を始めるのかという点だ。バンス副大統領は、国連の核監視機関やイラン側と高濃縮ウラン在庫の処分に向けた協議を進めていると述べたが、米国の関与や履行確認の仕組みは今後の技術協議に委ねられている。

資産凍結解除や制裁緩和の細目も、現時点で確定した条件は示されていない。米側は資金放出や制裁緩和を、イランによる濃縮ウラン在庫の処分や検証体制の受け入れと結び付けている。戦闘停止や海峡再開に加え、核計画の監視再構築が合意履行の柱に位置づけられた一方、核問題の全面的な決着にはなお技術協議を残している。

参考・出典

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