政府、日本成長戦略案 17分野に投資促進、2030年度135兆円目標

日本成長戦略原案、17分野に官民投融資 2040年度200兆円目標を中核に

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政府が近く取りまとめる「日本成長戦略」の原案が23日、明らかになった。AI・半導体、防衛産業、重要鉱物など17分野で官民投融資を促し、2030年度135兆円、2040年度200兆円の国内投資目標と家計金融資産の40%目標を掲げる。

17分野への国内投資目標を接続

日本成長戦略は、2025年11月の閣議決定で設置された日本成長戦略本部と、その具体化を担う日本成長戦略会議の検討体制の上に位置付けられる。内閣官房は成長戦略の検討対象として、17の戦略分野と8つの分野横断的課題を整理している。

17分野には、AI・半導体、造船、量子、合成生物学・バイオ、航空・宇宙、デジタル・サイバーセキュリティ、コンテンツ、フードテック、資源・エネルギー安全保障・GX、防災・国土強靱化、創薬・先端医療、フュージョンエネルギー、マテリアル、港湾ロジスティクス、防衛産業、情報通信、海洋などが含まれる。マテリアル分野は重要鉱物や部素材を扱い、半導体や電池、防衛装備など幅広い産業の土台になる領域だ。

2030年度に135兆円、2040年度に200兆円という国内投資目標は、政府の「新しい資本主義」の実行計画改訂版にすでに明記されている。今回の原案は、新たな数字を掲げるというより、既存の投資目標を17の重点分野への官民投融資促進と結び付け、成長戦略の中核に据え直す内容となる。

家計資産を成長資金へ

家計金融資産の構成目標は、政府が進める「資産運用立国」の延長線上にある。債務証券は国債や社債などの債券を指し、預貯金に偏りがちな家計資産を、株式や投資信託、債券などの形で企業や産業の成長資金に向かわせる狙いがある。政府は総合経済対策でも、資産運用立国の推進やNISA制度の充実を2026年度税制改正で検討する方針を示している。

最終版では、17分野ごとの支援策や投資規模、税制・規制改革、財政投融資などの手当て、達成時期ごとの工程表がどこまで明示されるかが焦点となる。国内投資目標はすでに公表済みの政府方針である一方、家計金融資産の40%目標や分野別の投資促進策は原案段階の要素を含む。政府が産業政策と家計の資産形成策をどこまで一体で動かすかが、成長戦略の実効性を左右する。

参考・出典

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