北朝鮮・平壌で金正恩総書記と習近平国家主席会談、協力拡大で一致

習近平氏、7年ぶり平壌訪問 金正恩氏と経済・インフラ協力拡大で一致

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北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)や中国側発表によると、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と中国の習近平国家主席は8日、平壌で会談し、中朝関係の発展と協力拡大で一致した。協力対象には経済・貿易、インフラ、科学技術、教育、人的・文化交流などが挙げられ、両首脳は高官級往来を通じた戦略的意思疎通の深化でも合意した。政治的な友好確認にとどまらず、実務分野と対外協調の両面で連携を広げる姿勢を示した。

平壌で進んだ首脳外交

習氏は金氏の招待を受け、8日から9日にかけて北朝鮮を国賓訪問した。習氏の平壌訪問は7年ぶり。8日正午ごろ平壌に到着し、空港で金氏と李雪主氏の出迎えを受けた。同日中に金日成広場で歓迎式典が行われ、午後には錦繍山迎賓館で首脳会談が開かれた。夜には歓迎宴会も催され、訪朝初日に主要な外交日程が集中的に進んだ。

習氏は会談で、今回の訪朝を契機に「新時期の中朝関係」のトップレベル設計と戦略的指針を強化し、関係発展を進めたいと表明した。首脳主導で両国関係の大きな方向性を定め、各分野の政策協調につなげる考えを示した形だ。

金氏は中国側の提起に謝意を示し、北朝鮮側の各部門が中国側とともに全面実施に努める考えを示した。経済・貿易、インフラ、科学技術、教育、人文交流など幅広い分野で交流協力を新たに発展させる方針も表明した。

9カ月ぶりの再会と次の焦点

金氏は8日夜の歓迎宴会で、習氏との会談が9カ月ぶりの再会だったとし、中朝関係の推進や国際・地域問題について広く意見を交わしたと述べた。さらに、両首脳が「新たな時代的内包を持つ朝中関係」を前進させる重要な共通認識に達したと位置付けた。

今回の会談は、2025年9月の金氏訪中時に両首脳が確認した共通認識を実行に移す流れの延長線上にある。2026年4月に王毅中国外相が平壌で金氏と会談した際にも、その共通認識が具体的に実行されつつあるとの認識が示されていた。KCNAは9日、金氏が「一つの中国」原則への支持を表明し、両首脳が高官級往来を通じた戦略的意思疎通の深化でも合意したと伝えた。一方、公表内容では共同文書や具体案件、北朝鮮の核開発計画に関する協議の有無は確認されていない。今後は経済やインフラ、科学技術などの分野で、どの協力が見える形になるかが焦点となる。

参考・出典

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