ウクライナ和平協議が延期 米国の要請で再調整もゼレンスキー氏は応諾
ウクライナ和平を巡る次の協議日程が、米国側の要請でいったん仕切り直しとなった。ゼレンスキー大統領は3月9日、今週見込まれていたロシアとの新たな協議が延期されたと明らかにしつつ、ウクライナは形式や開催地を問わず、いつでも協議に応じる用意があると強調した。交渉の継続姿勢を保ちながら、主導権を失わない狙いがにじむ。
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ウクライナ和平を巡る次の協議日程が、米国側の要請でいったん仕切り直しとなった。ゼレンスキー大統領は3月9日、今週見込まれていたロシアとの新たな協議が延期されたと明らかにしつつ、ウクライナは形式や開催地を問わず、いつでも協議に応じる用意があると強調した。交渉の継続姿勢を保ちながら、主導権を失わない狙いがにじむ。
中東でイランを巡る緊張が高まるなか、ウクライナ和平に向けた次の外交日程が揺れている。ゼレンスキー大統領は3月5日、ウクライナ・米国・ロシアの3者協議について、当面の延期や開催地の変更も含め、米国側と協議したと明らかにした。
アメリカのトランプ大統領は3日、ロシアのプーチン大統領と米特使との会談について「まずまず良い協議だった」と語った。一方で、ウクライナの和平協議がこの先どの方向へ進むのかは「まだ見通せない」とも述べ、期待と不安が入り交じる局面にあることをにじませた。
アラスカ・アンカレッジの冷たい風が落ち着いた街角に戻るなか、米ロ首脳会談からわずか数週間で、和平への期待は色を変えつつある。ロシアのリャブコフ外務次官が10月8日、会談後に芽生えたウクライナ和平の機運が「ほぼ失われた」と述べ、欧州の「破壊的活動」を名指しした。8月15日の会談直後に膨らんだ期待と、いま広がる警戒。その落差が、外交の窓の狭さを映している。