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IHIは2026年7月21日、日本、英国、イタリアが進めるGCAP向けエンジン実証機について、設計が最終承認に向けて前進し、100件を超えるサブスケール試験を終え、地上試験の準備を進めていると発表した。
100件超のサブスケール試験を完了
IHI、ロールス・ロイス、アビオ・エアロの3社連合は、一連の設計レビューを経て、新機軸エンジン実証機の設計を最終承認へ進めるとともに、各構成部品を製造している。縮小規模の構成部品を検証するサブスケール試験は、100件を超えて完了した。
2025年9月の発表では、積層造形や冷却システム、高圧コンプレッサーの設計を進め、3社合同の設計レビューとハードウェア調達を始めた段階だった。今回の発表で、設計の最終承認と地上試験に向けた準備へ進んだ。ただし、設計はまだ正式承認されておらず、地上試験も始まっていない。
量産型ではなく技術検証試験機
実証機は量産エンジンそのものではなく、統合アーキテクチャや革新的技術、開発手法を地上で検証するための試験機だ。地上試験では、GCAPのエンジンシステム全体の設計・開発に必要なデータを取得する予定で、技術上のリスク低減や開発期間の短縮につなげる。
ロールス・ロイスは、次世代のセンサーや兵器システムが求める大規模な電力供給と、それに伴う熱負荷への対応を重視している。3社は英レディングに共同開発拠点「コラボレーションハブ」を開設し、設計や技術開発を共同で進めている。
今回の発表では、地上試験の開始時期や場所、実証機の仕様を明らかにしていない。
