イラン外務省報道官、イスラエルのレバノン攻撃継続で米国をけん制

イスラエルの対レバノン攻撃、イランが米国の覚書義務違反になり得ると主張

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イラン外務省のバガイ報道官は、イラン国営テレビが17日夜から18日にかけて伝えた発言で、イスラエルによるレバノン攻撃が続けば、米国の米・イラン覚書上の義務違反に当たり得るとの考えを示した。発言は、レバノンでの軍事行動を対イスラエル非難にとどめず、米国がイランとの了解を履行しているかを問う問題として扱う姿勢を示した。

覚書に明記されたレバノン条項

米・イラン覚書は、両国大統領のデジタル署名を経て発効したとイラン側が説明している。覚書は「全ての戦線」での軍事作戦の即時かつ恒久的な終了を掲げ、対象にレバノンを明記した。レバノンの主権と領土保全を確保する趣旨も含まれており、レバノンは停戦の周辺項目ではなく、履行状況を測る具体的な対象に位置づけられている。

バガイ氏は15日にも、レバノンは覚書の不可分の一部であり、本文中で複数回言及されていると説明した。米国は自らの約束を守り、イスラエルがレバノンを攻撃しないよう確保すべきだとの立場も示していた。

アラグチ外相も16日から17日にかけて、イスラエルによる対レバノン軍事攻撃やレバノン領の占領継続は覚書違反と見なされるとの認識を示した。17日のラブロフ・ロシア外相との電話会談では、攻撃は完全に止まらなければならず、米国には覚書条項の適切な履行を確保する責任があると述べている。

米国の履行責任へ向けられた圧力

18日の発言では、イスラエルの攻撃継続を非難するだけでなく、米国がイスラエルに攻撃停止を守らせる責任を果たしているかという論点が一段と明確になった。イラン側は少なくとも15日以降、レバノン情勢を地域紛争の一局面ではなく、米・イラン間の取り決めが守られているかを判断する中核項目として扱っている。

イラン側の主張は、レバノンの主権・領土保全の侵害と、米国による覚書履行の確保という二つの問題を結びつけるものだ。今後は、イランがこの主張を警告にとどめるのか、覚書全体の履行評価に結びつけるのかが問われる。

参考・出典

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