米国との交渉は「現在行っていない」 イラン、オマーンとホルムズ海峡の安全管理協議を継続
ロイター通信とイラン国営通信によると、イラン外務省のエスマイル・バガエイ報道官は2026年8月3日(現地時間)、米国とは現在交渉していないと述べ、オマーンとはホルムズ海峡の安全な船舶通航に向けた一時的な航路を協議していると明らかにした。
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ロイター通信とイラン国営通信によると、イラン外務省のエスマイル・バガエイ報道官は2026年8月3日(現地時間)、米国とは現在交渉していないと述べ、オマーンとはホルムズ海峡の安全な船舶通航に向けた一時的な航路を協議していると明らかにした。
イラン外務省のバガイ報道官は、イラン国営テレビが17日夜から18日にかけて伝えた発言で、イスラエルによるレバノン攻撃が続けば、米国の米・イラン覚書上の義務違反に当たり得るとの考えを示した。発言は、レバノンでの軍事行動を対イスラエル非難にとどめず、米国がイランとの了解を履行しているかを問う問題として扱う姿勢を示した。
イラン外務省は26日、米軍が前日にイラン南部で実施した攻撃を「重大な停戦違反」と非難した。攻撃は、約7週間続く不安定な停戦の下で、米国とイランが戦争終結に向けた協議を続ける最中に起きた。停戦そのものが直ちに崩れたわけではないが、交渉継続に影を落とす可能性がある。
複数報道によると、イラン外務省のエスマエル・バカエイ報道官は2026年5月4日、米国はイランに対する「過剰な要求」を放棄すべきだと述べ、現段階での最優先課題は「戦争を終わらせること」だと強調した。約2か月続く紛争の終結に向けた協議再開が停滞する中、米側に要求水準の見直しを求めた発言と位置づけられる。
米国とイランの接触を巡り、主張の食い違いが鮮明になった。AP通信や米ニュースサイトアクシオスによると、イラン外務省は2026年3月23日、米国との間に対話は存在しないと表明し、トランプ大統領が同日、自身のSNSで「生産的な対話」があったと投稿した内容を打ち消した。軍事的な緊張が続く中で、外交の実態を巡る情報戦の色合いも強まっている。
米国側が得をする仕組みを組み込めるかが、イラン核協議の行方を左右しそうだ。イラン外務省で経済外交を担うハミド・ガンバリ次官は2月15日、合意の持続性には米国にも「迅速かつ高い」経済的リターンが必要だと述べた。