OpenAI、AWS提携と企業販売網拡大でAnthropic対抗

OpenAI幹部メモでAnthropic批判 AWS連携や企業向け販売で攻勢へ

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米ニュースサイトのアクシオスは4月13日、OpenAIの最高売上責任者デニス・ドレーザー氏の社内メモの内容を報じた。それによれば、同社がAnthropicを強く意識し、AWSとの新たなクラウド提携や企業向け販売網の拡大を軸に攻勢をかける方針だという。AI大手の競争が、モデル性能だけでなく、導入ルートや実運用の領域にまで広がっている構図が鮮明になっている。

社内メモでAnthropicを名指し批判

ドレーザー氏は2025年12月にOpenAIの最高売上責任者に起用された幹部だ。アクシオスによると、問題のメモでは、AWSとの新たな提携に対する企業需要を「率直に言って驚異的」と表現したうえで、Anthropicが「恐怖」や「制限」、少数のエリートによるAI統制といった物語を作っていると批判したという。

メモで前面に出たのは、OpenAIが企業導入の広がり自体を競争力として捉えている点だ。モデルの能力を競うだけでなく、クラウド事業者との連携や販売・流通の強化を通じて、企業市場で優位に立とうとする姿勢がうかがえる。

Anthropicは限定公開 Spudは報道先行

一方、Anthropicは4月7日、強いサイバー攻撃能力への懸念を理由に、「Claude Mythos Preview」を一般公開せず、限定的に提供する方針を公式に公表した。アクシオスは4月9日、このアクセスは一部の技術・サイバー企業に限られると伝える一方、OpenAIも2月に「Trusted Access for Cyber」のパイロットを導入していたと報じている。

OpenAIの次期モデルとされる「Spud」も注目を集めているが、現時点で外部報道が先行している。Tom’s GuideはThe Informationを引用し、OpenAIがこの新モデルの開発を最近完了したと伝えた。ただ、正式名称や仕様、投入時期についてOpenAIが公表した事実までは示されていない。

足元の競争は、より高性能なモデルを早く出す争いだけではなく、クラウド経由の流通、企業販売、安全性を踏まえた限定運用へと広がっている。ドレーザー氏の社内メモ報道とAnthropicのMythos Preview公表はその対立軸を浮き彫りにしたが、Spudの位置づけは今後の正式発表で輪郭が定まりそうだ。

参考・出典

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