本サイトの記事や画像は、AIが公的資料や複数の報道を基に事実関係を整理・再構成し制作したものです。[続きを表示]特定の報道内容や表現を再利用・要約することを目的としたものではありません。ただし、誤りや不確定な情報が含まれる可能性がありますので、参考の一助としてご覧いただき、実際の判断は公的資料や各出典元の原文をご確認ください。[私たちの取り組み]
ロシアと中国は20日、北京で行われた習近平国家主席とプーチン大統領の会談に合わせて共同声明を出し、トランプ大統領が掲げるミサイル防衛構想「ゴールデン・ドーム」を、世界的・戦略的安定への脅威だとして批判した。中ロは米国の核政策とミサイル防衛を一体の問題として取り上げ、首脳級の対米メッセージとして改めて警戒感を示した。
地上・宇宙を含む迎撃網への警戒
中ロが問題視したのは、「ゴールデン・ドーム」が地上配備と宇宙配備を含む多層的な迎撃システムとして受け止められている点だ。ミサイル防衛は防御の仕組みだが、核戦略では相手の報復能力をどこまで残すかが抑止の安定に直結する。中ロは、広域の迎撃網が整えば攻守の均衡が崩れ、相手国の抑止力を不安定化させると主張している。
共同声明は、この構想を米国の核政策への批判と結び付けて論じた。つまり、単なる新型防衛システムへの反発ではなく、核兵器、ミサイル防衛、宇宙空間の軍事利用をまとめて「戦略的安定」の問題として扱った形だ。
20日の首脳会談は安全保障だけを議題にしたものではない。中国外務省によると、両首脳は会談後、「包括的戦略的協力の一層の強化」に関する共同声明を発出し、経済・貿易、教育、科学技術など20件の協力文書の署名にも立ち会った。対米批判は、中ロ関係全体の緊密さを示す外交イベントの中で打ち出された。
続く「戦略的安定」路線
今回の批判は単発ではない。中ロは2025年5月に公表した「グローバルな戦略的安定」に関する共同声明でも、「ゴールデン・ドーム」について「深く不安定化させる性格」を持つと批判していた。20日の声明は、その路線を北京での首脳会談に合わせて再確認したものだ。
中ロは近年、米国のミサイル防衛や宇宙関連能力の拡大を、核抑止のバランスを左右する問題として扱ってきた。宇宙空間にセンサーや迎撃能力を広げる構想は、従来の地上配備型の防衛網よりも広い範囲を対象にし得るため、軍備管理や宇宙安全保障の論点とも重なる。
今後の焦点は、米側が中ロの批判にどう応じるかに加え、中ロが軍備管理や宇宙安全保障の分野でどこまで歩調をそろえるかだ。「ゴールデン・ドーム」をめぐる応酬は、ミサイル防衛構想そのものにとどまらず、核抑止と宇宙利用を含む大国間の戦略競争の争点として広がっている。
参考・出典
- President Xi Jinping Holds Talks with Russian President Vladimir Putin_Ministry of Foreign Affairs of the People’s Republic of China
- President Xi Jinping and Russian President Vladimir Putin Meet the Press_Ministry of Foreign Affairs of the People’s Republic of China
- Putin and Xi hail their friendship and growing energy trade at their meeting in Beijing
- Russia and China scold the United States over ‘Golden Dome’ plans – AOL
- Xi and Putin unite in criticism of US, but fail to clinch big gas deal By Reuters
- Russia, China believe that Golden Dome program is destabilizing – TASS
- JOINT STATEMENT by the People’s Republic of China and the Russian Federation on Global Strategic Stability_The Embassy of the People’s Republic of China in New Zealand(Cook Islands, Niue)
