本サイトの記事や画像は、AIが公的資料や複数の報道を基に事実関係を整理・再構成し制作したものです。[続きを表示]特定の報道内容や表現を再利用・要約することを目的としたものではありません。ただし、誤りや不確定な情報が含まれる可能性がありますので、参考の一助としてご覧いただき、実際の判断は公的資料や各出典元の原文をご確認ください。[私たちの取り組み]
兵庫県警は7月1日、シエラレオネを拠点とする特殊詐欺グループと共謀し、札幌市の女性から5500万円をだまし取ったとして、横浜市の61歳の男ら男女9人を詐欺容疑で逮捕した。西アフリカ側の拠点と国内の「かけ子」や勧誘役が結びついた疑いがある。
国内側9人に及んだ摘発
逮捕容疑は、2025年6月1日から7日ごろ、札幌市の59歳女性に検察官などを名乗って電話し、「あなたの口座が特殊詐欺事件に使われている」などとうそを言い、指定口座に計7回、合わせて5500万円を送金させて詐取した疑い。9人は、シエラレオネを拠点とするグループの「かけ子」やリクルーターとみられている。
兵庫県警は、2025年5月に「知人女性が国外で詐欺をさせられそうだ」との相談を受け、捜査を進めていた。国内側の摘発に踏み込んだことで、電話役の配置、勧誘の経路、シエラレオネ側との連絡手段など、国内外の接続構造の解明が焦点となる。
兵庫県警は6月25日までにも、カンボジア拠点の「ニセ警察詐欺」グループを巡り、統括役とみられる男を詐欺容疑で逮捕している。少なくとも7件、約1億3000万円の被害への関与があるとみており、今回とは別事件ながら、海外拠点を持つ広域型詐欺への捜査を強める流れが続いている。
広がる海外拠点型詐欺
警察庁は海外拠点型の特殊詐欺対策を強化している。2025年の特殊詐欺被害額は約1423億円と過去最悪となり、犯行に使われた電話番号の7割以上が国際電話だった。海外から日本の固定電話や携帯電話にかけ、警察官や公的機関を装って信用させる手口が目立つ。
2025年には4カ国の拠点摘発に伴い54人が逮捕された。2026年4月末時点でも特殊詐欺の認知件数は1万4898件、被害額は1260億円に上っており、被害は高水準で推移している。これまで目立っていた東南アジアに加え、拠点が分散すれば、捜査は現地当局との連携や資金の流れの追跡をより広い地域で進める必要がある。
兵庫県内でも2025年上半期の特殊詐欺被害は962件と前年同期の約1.6倍に増え、増加分の大半は警察官をかたる「ニセ警察詐欺」だった。今回の事件では、シエラレオネ側との接点、国内9人の役割分担、余罪や組織全体の広がりの解明が今後の焦点となる。
