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ロシア国営タス通信は2026年6月2日、統一航空機製作会社(UAC)のワジム・バデハ最高経営責任者(CEO)の発言として、軽量単発戦闘機Su-75「チェックメイト」がロシア国防省向けと海外顧客向けの双方を念頭に開発されていると報じた。作業はすでに試作機の建造段階に入ったとされ、公開展示中心だった段階から試作機製作に向けた工程へ進んだことをうかがわせる。
第5世代の軽量単発機としての位置づけ
UACはSu-75を第5世代の軽量単発戦闘機として位置付けている。公式の機種紹介では、低被探知性、高性能、操縦者へのAI支援、低い運用コスト、顧客要件への適応性を特徴とする新世代の多用途プラットフォームだと説明している。
公表されている基本スペックは、最大戦闘搭載量7400kg、増槽なしの航続距離2900km、最大速度マッハ1.8。単発軽量機として低運用コストと顧客要件への適応性を打ち出し、任務に応じた運用の柔軟性を訴える設計思想が前面に出ている。
輸出構想に重なったロシア軍向け需要
Su-75は2021年のMAKS航空ショーで初披露され、同年11月のドバイ航空ショーでも海外向けに展示された。これまで海外市場を意識した機体としての印象が強かったが、今回の発言により、開発対象はロシア国内の軍需要と海外顧客の二本立てとして示された。
一方で、ロシア軍向けの調達機数や導入計画、海外顧客の具体名、契約状況は示されていない。初飛行の時期、量産計画、エンジンや搭載電子機器、兵装統合を含む量産仕様についても、なお確認すべき点として残っている。
