スペイン、不法滞在50万人を合法化へ 労働力確保へ欧州で独自路線
スペイン政府は現地時間1月27日(日本時間28日)、最大約50万人の不法滞在者を合法的な在留・就労へ移す政令手続きを承認。欧州の移民規制強化の中、統合と労働力確保を前面に押し出す異例の対応で、労働市場や企業の人手不足対策としても注目されるとして、国内で賛否が分かれる見通しだ。
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スペイン政府は現地時間1月27日(日本時間28日)、最大約50万人の不法滞在者を合法的な在留・就労へ移す政令手続きを承認。欧州の移民規制強化の中、統合と労働力確保を前面に押し出す異例の対応で、労働市場や企業の人手不足対策としても注目されるとして、国内で賛否が分かれる見通しだ。
EUとインドは27日、自由貿易協定(FTA)交渉の妥結を発表。トランプ政権の関税圧力を背景に、人口14億5千万人のインドと27カ国・約4億5千万人のEUが貿易・投資で枠組みを拡大し、巨大市場間の経済連携を一段と強化する。関税削減や投資ルールの整備が焦点となる見通しだ。
メタ傘下のWhatsAppが欧州委員会によりEUのデジタルサービス法(DSA)でVLOPに指定。チャンネルなど一斉配信機能の違法・有害コンテンツ対策を4カ月で強化するよう求められ、個別チャットは原則対象外とされた。指定は26日に正式決定し、監視や報告義務、透明性強化も求められる。
EUは1月26日、ロシア産パイプラインガスとLNGの輸入を段階的に禁止し、遅くとも2027年秋までに全面停止する規則を加盟27カ国で最終採択。域内供給を遮断し、ウクライナ侵攻後に掲げた恒久的な「脱ロシアガス」が法的拘束力を持つことでエネルギー安全保障と対ロシア制裁が一体化する。
イラン革命防衛隊(IRGC)を欧州連合(EU)の「テロ組織」指定の対象に加える案が、加盟国間の主要争点に浮上した。タヤーニ伊外相は29日のEU外相会合で指定を提案すると表明し、これまで慎重だったローマの姿勢転換が安全保障や制裁運用を巡る波紋を広げている。
2026年1月22日、ダボス会議でゼレンスキー大統領は欧州が凍結中のロシア資産を十分活用せず同盟の結束も弱いと批判、「断片的な万華鏡」と表現し制裁運用と資産活用の再検討を求めた。発言は制裁運用や復興資金確保の議論を促している。EU内で波紋を広げる。
欧州委員会は2026年1月20日の草案で、EUのサイバー防衛を強化するために重要分野の通信機器について、供給元そのものを「高リスク」と位置付け、当該供給業者の部品・機器を段階的に排除する方針を示し、中国ファーウェイが強く反発、国際的な影響が懸念される。
現地時間1月20日、トランプ大統領がグリーンランド買収要求と関税を結び付けた新たな圧力戦略がダボス会議の議題を一気に上書き。欧州首脳は結束し反発する一方、拙速な報復や過熱した反応が貿易戦争と経済混乱を招くとの警戒が広がっている。金融市場への影響も懸念され、投資家の不安も増している。
欧州委員会は2026年1月20日、第三国企業を「安全保障上の高リスク」と認定した場合、通信網など重要インフラでの機器採用を制限・排除できる法案を提案。中国企業を念頭に加盟国の対応を努力目標から実効性あるルールへ引き上げ5Gや光ファイバーの審査強化でサプライチェーンの安全確保が狙い。
欧州で「域内にデータを置き、域内の人員が運用する」クラウド需要が高まる中、米AmazonのAWSは2026年1月15日、EU域内にデータを保管する「欧州主権クラウド」を開始し、米企業依存への懸念を制度で和らげる狙いを示した。同社はプライバシーやデータ主権、EU規制対応を強調した。
EUが脱炭素投資の「買い手」として公共調達を活用し、電池や再エネ部品に欧州製の最低基準導入を検討。域内産業と雇用を守りつつ中国依存の供給網を組み替え、調達ルールを産業政策の中核に据える狙いだ。投資誘導で供給網強化を図る一方、企業負担や国際摩擦を招く可能性もある。
EUが主要インフラから中国系サプライヤーを段階的に排除する動きを強め、通商と安全保障の境界が一層曖昧化。中国外務省は19日、投資意欲の損なわれる懸念を示し、EUに対し「差別のない市場環境」の確保を求めた。企業側の対応や今後の政策動向にも注目が集まる。
グリーンランド帰属問題を巡る米国の圧力が同盟国間の通商対立に発展。トランプ大統領の欧州8カ国への追加関税表明を受け、EUは発動時に最大930億ユーロ規模の報復関税案を検討、貿易摩擦が欧州・米国の同盟関係と世界経済に波及する懸念が高まっているとの指摘もある。
EUと南米メルコスルが2026年1月17日、自由貿易協定(FTA)を柱とする歴史的合意に署名。交渉開始から四半世紀超を経た到達だが、欧州側の農業保護や環境条件を巡る反発が強く、各国議会や政党の対応次第で発効時期はなお不透明だ。各方面で是非の議論が続く見通しだ。
EUはサイバー対策と安全保障を理由に、通信網に加え太陽光発電や監視・セキュリティ機器へと対象を広げ、重要インフラから中国製機器を締め出す規制強化で供給網の依存低減を図る動きを強めている。欧州委員会や加盟国で議論が進み、産業界や再エネ導入の調達見直しにも影響しそうだ。
EUと南米メルコスルのFTAを巡り、フランス農家がトラクター約350台でパリ中心部の凱旋門や国民議会周辺を封鎖して抗議。農産物貿易の自由化や輸入拡大で価格下落、国内農業の採算悪化への懸念が再燃し、農家は政府に対策や補償を求めている。EU・メルコスル交渉にも影響を与えそうだ。
イランで続く反政府デモの弾圧が死者数の急増を伴って深刻化する中、市民や人権団体が懸念を強める。EUは追加制裁を検討し英独仏伊が相次ぎイラン大使を召還して抗議、外交と制裁を同時に強める局面となり、国内統治の問題が国際的圧力へ急速に転化している。
米国の欧州防衛関与の不確実性を受け、EUが10万人規模の常設欧州軍を議題化。1月11日、欧州委員(防衛・宇宙)アンドリウス・クビリウスは、欧州駐留米軍の代替も視野に安全保障の自立と防衛力強化を各国で検討すべきだと訴えた。この提案はNATO役割や米欧関係への影響も議論を呼ぶ。
EUのデジタル通信規制見直しで、1月20公表予定のデジタル・ネットワーク法(DNA)は、グーグルやメタ、ネットフリックスやマイクロソフト、アマゾンも含む米大手が通信事業者の求める強い義務付けを免れる公算が大きいと関係者がロイターに明かした。
2026年1月7日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアが再侵略した場合に欧州の支援国がウクライナを守る「確かな保証」をまだ受け取れていないと表明。キプロスのEU議長国就任行事に出席し、停戦後の安全保障や保証づくりの難しさを改めて訴えた。