対米輸出伸び悩み在庫圧縮が進まず、ベネズエラ原油 タンカー滞留重荷
ベネズエラ産原油の対米輸出は、供給合意が結ばれた後も伸び切れていない。今月21日時点の累計は約780万バレルにとどまり、国営PDVSAが抱える原油在庫の圧縮が進まない状態が続く。輸出封鎖の余波で、陸上タンクと停泊タンカーに滞留した在庫が重荷になっている。
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ベネズエラ産原油の対米輸出は、供給合意が結ばれた後も伸び切れていない。今月21日時点の累計は約780万バレルにとどまり、国営PDVSAが抱える原油在庫の圧縮が進まない状態が続く。輸出封鎖の余波で、陸上タンクと停泊タンカーに滞留した在庫が重荷になっている。
米国のトランプ大統領は1月6日、ベネズエラから最大20億ドル規模の原油を米国向けに供給する取り決めに合意したと発表した。中国向けに回っていた分を米国へ振り替える狙いで、ベネズエラ側では輸出停滞が続けば避けにくかった国営石油会社PDVSA(国営石油会社)の追加減産を和らげる可能性がある。
ベネズエラ国営石油会社PDVSAは、米国による石油タンカーの封鎖で輸出が実質ゼロとなり、貯蔵余力が細る中で原油生産の削減に踏み切った。さらに、米軍がニコラス・マドゥロ大統領を拘束した後、暫定政権の下で政治の不確実性も強まっている。基準時点は2026年1月4日で、石油収入と国内の燃料供給をどう維持するかが焦点だ。
ベネズエラで原油の「出し口」が細り、国内の在庫が積み上がっている。米国が制裁対象のタンカーに対する封鎖を強め、輸出船の動きが止まりがちになったためだ。国営石油会社Petróleos de Venezuela S.A.(PDVSA)は陸上タンクの余裕が乏しくなり、領海内で待機するタンカーへの積み込みを進め、海上に貯蔵を移す対応に踏み切った。