ウクライナのゼレンスキー大統領、ロシア戦争施設へ先制攻撃表明

ゼレンスキー氏、ロシア戦争遂行施設への先制行動を指示 長距離攻撃を継続

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ウクライナのゼレンスキー大統領は現地時間2026年6月24日夜の演説で、ロシアが戦争遂行に使う施設に対し、情報機関と軍に先制的な行動を取るよう指示したと表明した。ロイター通信は、ウクライナがロシアを和平交渉に向かわせる圧力として、ロシア側のエネルギーインフラへの攻撃を強めている局面だと伝えている。

ガス処理施設と衛星通信センターを攻撃

ウクライナ軍参謀本部は24日、ロシア南部ウラル地方のオレンブルクにある大規模ガス処理施設と、軍が使用する衛星通信センター2カ所を攻撃したと発表した。AP通信は、参謀本部の説明を独自に確認できず、ロシア側の即時コメントもなかったと伝えている。標的はエネルギー供給に関わる施設と軍事通信に関わる拠点にまたがっており、前線近くの部隊だけでなく、ロシアの継戦能力を支える後方インフラにも圧力をかける狙いがにじむ。

ウクライナは長距離兵器の運用を広げながら、ロシア国内のエネルギー施設や軍需・軍事関連産業を狙う航空攻撃を続けている。6月10日にも軍事施設とエネルギー施設への長距離攻撃を実施しており、単発の作戦ではなく、ロシアの戦争コストを引き上げる継続的な圧力として位置付けられる。

「戦争遂行施設」への圧力戦略

今回の発言のポイントは、ゼレンスキー氏が攻撃対象を「ロシアが戦争に使用している施設」と広く捉え、先制的な行動として公に言語化した点にある。石油・ガスなどのエネルギー関連施設は、軍の燃料や国家収入に関わるため、攻撃対象になれば軍事面と経済面の双方に負荷をかける。

ウクライナの狙いは、ロシアの継戦コストを高め、外交・交渉面での圧力を強めることにある。ただ、攻撃対象の範囲や頻度、規模が今後どう変化し、交渉環境にどの程度影響するかはなお不透明だ。

参考・出典

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