中国が北京でEU外交会合2件を直前中止 デジタル対話も

中国、北京予定の対EU会合2件を直前中止 デジタル対話も対象に

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英紙フィナンシャル・タイムズは11日、関係筋の話として、中国が北京で6月に予定されていた欧州連合(EU)との外交関連会合2件を直前に中止したと報じた。対象はデジタル分野を巡る閣僚級対話と、オロフ・スコーグ欧州対外活動庁副事務次長が出席予定だった会合。中国外務省は同日の定例会見で「中欧は関連対話について意思疎通を維持している」と述べた。

北京開催予定の2会合、直前に中止

今回中止されたと伝えられたのは、いずれも6月に北京で開かれる予定だった外交関連の協議だ。対象にはデジタル分野を巡る閣僚級対話のほか、欧州対外活動庁のオロフ・スコーグ副事務次長が関わる会合が含まれるとされる。いずれも中欧間の実務的な意思疎通に関わる高官級の接触だった。

中国側は会合中止の理由を示していない。中国外務省報道官の発言も、対話の継続意思を示す表現にとどまった。一方、英紙フィナンシャル・タイムズは、欧州委員会が中止された会合について再設定中だと説明したとも伝えている。ただし、新たな開催日程や協議の扱いは明らかになっていない。

通商・産業政策を巡る緊張の中での動き

中欧関係では、通商や産業政策を巡る緊張が続いている。EUでは中国製品・中国企業への規制強化や、重要分野での中国依存を減らす制度を検討する動きがあり、北京側が警戒を強めているとの見方も出ている。ただ、今回の2会合の中止と特定の通商案件が直接結び付くかどうかについて、中国側は公式な説明をしていない。

欧州委員会は、6月9日にブリュッセルで欧州委員会通商・経済安全保障総局のディッテ・ユール・ヨルゲンセン局長と中国商務省の凌激副部長が会談したことにも触れ、複数レベルで対話は続いているとの立場を示した。今回の中止が今後の閣僚級・高官級対話にどこまで影響するかは、再設定の日程や双方の追加説明が焦点になる。

参考・出典

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