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世界保健機関(WHO)は5月7日、MVホンディウス号に関連してハンタウイルス感染症の症例が8例報告され、このうち5例が確認されたと公表した。3人が死亡している。テドロス事務局長は「深刻な事案」と位置づける一方、現時点で公衆衛生上の全体リスクは低いと評価した。ただ、潜伏期間の長さから、今後さらに症例が報告される可能性があるとしている。
確認例が増えた5月7日の更新
5月4日付のDisease Outbreak Newsでは、同船に関連する症例は7例で、確認例は2例、疑い例は5例だった。7日の更新では、報告例が1例増え、確認例も5例に増加した形だ。数字は「8例が報告され、そのうち5例が確認、3例が疑い」と整理するのが正確で、8例すべてが感染確定したわけではない。
関与しているウイルスは、ハンタウイルスの一種であるアンデスウイルスと特定された。ハンタウイルス感染は通常、げっ歯類の排せつ物などに触れたり、汚染されたほこりを吸い込んだりすることで起きる。一方、アンデスウイルスでは、近接・長時間接触に関連する限定的な人から人への感染が過去に報告されている。ただし、持続的に広がる感染が確認されたという意味ではなく、現時点で「第2の新型コロナ」のような大規模流行に発展する兆候は示されていない。
国際的な対応も進んでいる。WHOは2日、英国の国際保健規則(IHR)窓口から通報を受け、その後、船内への専門家派遣や、乗客・乗員の医学的評価の支援を始めた。アルゼンチンから5カ国の検査機関に向け、計2500件分の診断キットを手配する作業も進められている。
焦点は感染経路と下船後の監視
船内で実際にどのような経路で感染が起きたのかは、詳細が明らかにされていない。げっ歯類由来の暴露があったのか、アンデスウイルスで知られる限定的な人から人への感染が関わったのかが、今後の調査の焦点となる。
症例数は今後も変動し得る。潜伏期間内にある乗客・乗員や、すでに下船した関係者が発症する可能性が残るためだ。全体リスクが低いという評価は、警戒を解いてよいという意味ではなく、追加症例の把握と接触者の健康監視を続けることが前提になる。
5月4日付の公表では、同船には乗客・乗員147人がいた。WHOは、セントヘレナで下船した人の国籍に関係する12カ国に情報を共有している。シンガポール当局も7日、同船に乗っていたシンガポール居住者2人を隔離し、検査中だと明らかにしており、船外に出た関係者への追跡と健康監視は各国で進んでいる。最終的な症例総数や国別内訳は、今後の検査と監視の結果を待つことになる。
