イラン側、南部ブシェール州で米航空機撃墜と主張 米軍は否定

米中央軍、ブシェール近郊の撃墜報道を否定 イラン側は防空ミサイルで破壊と主張

※記事を視覚化したイメージであり、実際の事象とは異なります。

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現地時間28日夜から29日にかけ、タスニムなどイラン側メディアは、南部ブシェール州で「侵入した米無人機」をイラン防空部隊が撃墜したと報じた。一方、米中央軍は、米航空機は撃墜されておらず、全ての米航空機材の所在を確認していると否定した。撃墜の有無をめぐり、イラン側の主張と米側の公式説明が正面から食い違っている。

イラン側が主張する迎撃と米軍の否定

イラン側の報道では、防空部隊がミサイルで飛行体を迎撃し、撃墜したとされた。対象は無人機とみられる形で伝えられているが、機種名は示されていない。地元当局者は、この夜の出来事について「敵対的航空機の破壊」に関係するとの趣旨の説明をしている。

これに対し、米中央軍は撃墜を否定し、全ての米航空機材の所在を確認していると説明した。現段階で確定しているのは、ブシェール州での飛行体迎撃をめぐるイラン側の発表と、米側の否定が対立しているという構図までだ。

ホルムズ海峡周辺の緊張と残る焦点

今回の主張に先立ち、米当局者は、ホルムズ海峡周辺で米軍や商船への脅威になり得ると判断したイランの無人機を米軍が迎撃し、南部バンダルアッバス近郊のドローン関連施設を攻撃したと説明していた。ブシェールはペルシャ湾岸に位置し、ホルムズ海峡をめぐる米イラン間の軍事的緊張と結び付きやすい地域だ。

ただ、今回撃墜されたとされる飛行体の機種、所属、任務内容は確定していない。残骸の画像や回収状況、正確な墜落地点、領空侵犯の経路も明らかにされていない。今後は、撃墜を裏付ける追加証拠が示されるか、米側の否定とイラン側の説明の差がどこまで埋まるかが確認点になる。

参考・出典

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