小泉防衛相、オランダ国防相と会談 防衛協力強化を確認

日蘭防衛協力、共同訓練や艦艇派遣で拡大 装備技術協定にも関心

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小泉進次郎防衛相とイェジルゲス-ゼゲリウス・オランダ副首相兼国防相は2026年6月16日午後3時から約30分間、東京で会談した。両氏は欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分との認識を共有し、日蘭の防衛協力強化を確認した。オランダ側は防衛装備品・技術移転協定その他の法的枠組みの構築に関心を示し、小泉氏は歓迎した。

艦艇寄港を起点に具体化した協力項目

会談は、オランダ海軍フリゲート「デ・ロイテル」の東京寄港に合わせて行われた。小泉氏は同艦の寄港について、オランダのインド太平洋への関与を具体的に示すものだとして歓迎した。あわせて、両国の緊密な連携が地域の抑止力として機能するよう、艦艇や航空機の継続的な派遣を含むオランダの関与に期待を示した。

両大臣は、共同訓練を含む防衛協力・交流や地域情勢について意見を交わし、日・オランダ物品役務相互提供協定(ACSA)の早期発効が重要だとの認識で一致した。ACSAは、自衛隊とオランダ軍が訓練や活動で物品・役務を相互提供する際の決済手続きなどを定める協定で、部隊間の連携を実務面で支える意味を持つ。

小泉氏は、オランダ軍から防衛大学校への短期留学生を受け入れることも提案した。オランダ側は前向きに検討する意向を示しており、装備や運用だけでなく、人材交流も協力拡大の項目に加わった。

欧州関与と実務協力の接点

今回の会談は、日蘭協力を抽象的な価値共有にとどめず、共同訓練を含む防衛協力・交流、ACSAの早期発効、人材交流、防衛装備品・技術移転協定などの法的枠組みへ広げる動きとして位置付けられる。小泉氏が示した艦艇・航空機の継続的派遣への期待は、オランダのインド太平洋関与を実務面で維持する狙いとつながる。

オランダ側は、防衛・安全保障分野の協力強化に加え、イノベーションや防衛産業面での機会も探る考えを示している。今後確認すべき点は、日蘭ACSAの発効時期と、防衛装備品・技術移転協定その他の法的枠組みの具体化だ。防衛装備品・技術移転協定について、交渉開始時期や対象分野、締結までの工程は公表されていない。

参考・出典

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