マクセルとJAXA研究開発部門、宇宙機向け高耐熱全固体電池を実証へ

マクセルとJAXA、人工衛星向け高耐熱全固体電池の共同研究を開始

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マクセルは2026年6月4日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と全固体電池の共同研究を開始したと発表した。人工衛星への搭載を想定した高耐熱全固体電池の実証に取り組む。JAXAの「JAXA宇宙技術実証加速プログラム(JAXA-STEPS)」2025年度公募で、マクセルとJAXA研究開発部門による「宇宙機ミッションを最大化する高耐熱全固体電池の開発実証」が選定されたことを受けたものだ。高温環境への対応を生かし、小型衛星や宇宙機の軽量化、設計自由度の向上につなげる狙いがある。

マクセルとJAXAが共同研究を開始

JAXA-STEPSの2025年度公募では、全24件の提案から計7件の研究開発・実証テーマが選ばれた。今回のテーマの提案者はマクセル株式会社とJAXA研究開発部門で、区分はFSフェーズである。FSはフィージビリティースタディーの略で、本格的な開発や実証に進む前に、技術的な成立性や実施計画を見極める段階を指す。

JAXA-STEPSは、官民に必要な将来ミッションや技術を小型衛星で迅速に実証し、研究開発の牽引・加速を図るプログラムだ。今回の共同研究では、人工衛星への搭載を想定した全固体電池の実証を進める。

搭載先や実証条件は未公表

宇宙機は打ち上げ後の修理が難しく、限られた重量や容積の中で高い信頼性が求められる。電池の安全性や高耐熱性は、熱設計や搭載機器の配置に直結するため、ミッション全体の性能を左右する要素になり得る。マクセルとJAXAは共同研究を通じて、温度管理設備を最小限に抑えた小型衛星の軽量化と設計自由度の向上を目指す。

一方で、実証対象となる衛星の種類や打ち上げ時期、電池セルの容量・出力、想定温度域などの詳細は、現時点で明らかにされていない。軽量化や設計自由度の向上も、共同研究で確認を目指す狙いであり、達成済みの成果ではない。FSフェーズでは、こうした技術的な成立性や実施計画を見極めることになる。

参考・出典

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