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NVIDIAは2026年7月15日(米国時間)、組み込みエッジAI向け「Jetson Thor」にT3000とT2000を追加すると発表した。既存のT5000とT4000に加え、性能とメモリ容量が異なる4モデル体制となる。新2モデルは2027年第1四半期に提供開始する予定だ。
T5000は最大2070TFLOPS、128GBメモリ
Jetson Thorは、ロボティクスやコンピュータービジョン、自律システムなどを対象とするエッジAIプラットフォームだ。最上位のT5000と、同モジュールを搭載するJetson AGX Thor開発者キットは、2025年8月25日(米国時間)から一般提供されている。
T5000は、最大2070 FP4 TFLOPSのスパース演算性能と、128GBの256ビットLPDDR5Xメモリを備える。消費電力は40~130Wで、14コアのArm Neoverse-V3AE CPUを搭載する。
NVIDIAはJetson AGX Orinと比べ、AI演算性能が最大7.5倍、エネルギー効率が最大3.5倍になるとしている。
T4000は2026年1月に一般提供
NVIDIAは2026年1月5日(米国時間)、T4000の一般提供を開始した。T4000は最大1200 FP4 TFLOPSのスパース演算性能と64GBのLPDDR5Xメモリ、12コアのArm Neoverse-V3AE CPUを備える。消費電力は40~70Wに抑えられている。
T4000とT5000は同じ100mm×87mmのフォームファクターと699ピンコネクターを採用し、ピン互換性を備える。現行の公式製品ページではT4000を提供中の製品として掲載しており、変更の可能性が示されているのは低速I/O仕様の一部である。
T3000とT2000は2027年第1四半期に提供予定
新たに発表されたT3000は、最大865 FP4 TFLOPSの演算性能、32GBのLPDDR5Xメモリ、8コアのArm Neoverse CPU、25GbE接続を備える。NVIDIAは、T5000のおよそ半分の大きさと消費電力で動作すると説明している。
エントリー向けのT2000は、最大400 FP4 TFLOPSの演算性能と16GBのメモリを搭載する。ビジュアルAIエージェント、自律搬送ロボット、産業用マニピュレーターなどを対象とする。
T3000とT2000は2027年第1四半期に提供を始める予定だ。T3000の性能を再現するエミュレーションモードは、JetPack 7.2.1で2026年7月中に提供される予定で、T2000への対応は今後追加される。
