北海道・知床半島沖の観光船沈没事故 社長に業務上過失致死で禁錮5年

北海道・知床観光船沈没事故、運航会社社長に禁錮5年の実刑判決 被告側は即日控訴

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2022年4月に北海道・知床半島沖で観光船「KAZU I」が沈没した事故を巡り、17日の主要報道によると、釧路地裁は、業務上過失致死罪に問われた運航会社「知床遊覧船」社長の桂田精一被告に禁錮5年を言い渡した。検察側の求刑通りで、同罪の上限に当たる量刑となった。一審判決は、乗客乗員26人が死亡・行方不明となった事故について、運航会社トップの刑事責任を認めた。被告側は即日控訴した。

予見可能性を巡った公判

事故では、知床半島沖を航行していた観光船「KAZU I」が沈没し、乗客乗員計26人が死亡・行方不明となった。公判の主な争点は、桂田被告が船に乗っていなかった中で、悪天候が予想される状況を踏まえて事故の危険を予見できたか、社長として出航中止を指示すべき義務があったかだった。

桂田被告は2024年10月に起訴された。検察側は2026年4月、公判で禁錮5年を求刑し、弁護側は無罪を主張したうえで、同月17日に結審していた。今回の判決は、争点整理や求刑段階を経て、地裁が刑事責任について初めて判断を示したものだ。

行政処分と控訴審の焦点

事故後、国土交通省は2022年4月25日から全国の旅客船事業者に対する緊急安全総点検を始めた。さらに同年6月16日付で、有限会社知床遊覧船に対する事業許可を取り消した。行政面でも、旅客船の安全管理体制そのものが問われた形だ。

今回の判断は一審判決であり、被告側は17日、判決を不服として即日控訴した。刑事責任の判断は控訴審に移る見通しで、再発防止策の定着や被害者側への対応は、刑事裁判とは別に引き続き問われることになる。

参考・出典

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