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AFP通信の報道によると、スーダン中部のコルドファン地域で5月29、30日に起きた別々のドローン攻撃により、計67人が死亡したと報告された。権利団体Emergency Lawyersは西コルドファン州カダムで30日に10人、地元部族指導者は北コルドファン州アルムラで29日に57人が死亡したとしている。
避難先を襲った攻撃と北コルドファンの被害
スーダンの紛争は、正規軍のスーダン国軍(SAF)と、準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の権力闘争が2023年4月に全面戦闘へ発展した内戦だ。両勢力は首都ハルツーム、ダルフール、コルドファンなど各地の支配を巡って戦闘を続けており、民間人の殺害、性暴力、強制移住、食料危機が深刻化している。
西コルドファン州カダムの攻撃では、子ども8人と女性2人が死亡したとされる。Emergency Lawyersは、犠牲者が南コルドファン州アブカルショラ地域から安全を求めて逃れていた避難民で、避難先とされる場所で攻撃を受けたと説明している。戦火を逃れた人々が再び被害に遭ったとの報告は、民間人や避難民を保護する仕組みの脆弱さを示している。
北コルドファン州アルムラは、州都エルオベイドの北方にあるバラ周辺の係争地帯に位置する。地元部族指導者は、同地のドローン攻撃で57人が死亡したと述べた。周辺地域の人道状況はすでに深刻で、医療や避難の余地が限られるなか、攻撃のたびに被害が膨らみやすい状況にある。
北コルドファン州の死者数をめぐっては、集計の対象範囲によって数字に差がある。スーダン外務省は5月31日、ウムサアドゥーンとアルムラで準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」が「虐殺」を行い、少なくとも60人が死亡したとする声明を出した。一方、スーダン医師ネットワークは5月29日、アルムラ一帯でRSF系部隊による攻撃により27人が死亡したと非難していた。
ドローン戦が広げる民間人被害
スーダンでは2023年4月以降、正規軍のスーダン国軍(SAF)と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の内戦が続いている。両勢力は首都ハルツーム、ダルフール、コルドファンなど各地の支配を巡って戦闘を続けており、コルドファン地域は主要な戦線の一つとなっている。
西コルドファン州では5月19日にも、グバイシュの市場へのドローン攻撃で28人が死亡したと伝えられている。今回の67人という数字は単一の公式集計ではなく、別々の報告を合わせたものだが、5月後半だけでもコルドファン各地で大規模な民間人被害が相次いでいることを示す。今後は、各攻撃の責任主体、北コルドファン州の死者数が報告ごとに異なる理由、避難民保護の実効性について確認が必要になる。
参考・出典
- Drone strikes kill 67 in Sudan’s Kordofan | Arab News
- Sudanese medical group accuses paramilitary force of killing 27 in attack targeting civilians
- Sudan calls for international action after RSF massacre kills dozens in North Kordofan – Sudan Tribune RSF massacre in North Kordofan kills 60 civilians, Sudan says
- Sudan: World Leaders Need to Act on Ongoing Atrocities | Human Rights Watch
- 28 killed in a drone strike on a market in Sudan’s West Kordofan, rights group says
