中国に続きロシアも反発 与那国ミサイル配備が周辺国の不信を呼ぶ
沖縄県与那国島への新たなミサイル部隊配備をめぐり、中国に続いてロシアも強く反発している。日本最西端の小さな島は、台湾や東シナ海をにらむ防衛の要として注目が集まる一方、周辺国の不信も高まる。島の暮らしと地域の安全保障のあいだで、何が揺れているのかを見ていく。
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沖縄県与那国島への新たなミサイル部隊配備をめぐり、中国に続いてロシアも強く反発している。日本最西端の小さな島は、台湾や東シナ海をにらむ防衛の要として注目が集まる一方、周辺国の不信も高まる。島の暮らしと地域の安全保障のあいだで、何が揺れているのかを見ていく。
フランスのマクロン大統領は11月27日、18〜19歳を対象とする新たな志願制の軍事サービスを来夏から導入すると表明した。任期は10カ月で国内と海外領土の防衛任務に就き、終了後は予備役として市民生活に戻るか、職業軍人として残るかを選ぶ。ロシアの脅威など「加速する危機」に備える狙いだが、その負担と役割分担を若者と社会がどう引き受けるのかが焦点になりつつある。
ドイツのメルツ首相は11月27日、ロシアとの和平合意が結ばれた後も、ウクライナには強力な軍と同盟国からの安全保障上の保証が欠かせないと強調した。キーウは領土を差し出すべきではないとも述べ、欧州全体の安全保障の行方に踏み込んだ発言だ。本稿は、和平後のウクライナ防衛を誰がどこまで支えるのかという問いから、この発言の意味をたどる。
大使館の玄関を出た男が、無骨な金属片の横を足早に通り過ぎた。2025年11月26日、モルドバの首都キシナウにある外務省前に、ロシア製とされる無人機の残骸が置かれたのだ。召喚を受けたロシア大使オレグ・オゼロフ氏に、政府は「領空侵犯」の現物を見せつける異例の演出で抗議したのである。
エンジン音が響く大統領専用機の通路で、トランプ大統領が記者団の方へ体を向けた。「それがディールメーカーの仕事だ」。ロシア側との電話会議録が漏えいし、特使スティーブ・ウィトコフ氏への疑念が渦巻く中、その一言は機内の空気をわずかに変えた。批判が高まる特使を守るのか、それとも距離を取るのか。発言の行間には、長引く戦争をどう終わらせるのかという、重い問いがにじんでいた。
交渉団の乗った機体がジュネーブを離れたのは、24日夜のことだった。数日間にわたる協議を終えたウクライナ代表団は、米国が示した和平案の修正内容を報告するため、キーウへの帰路についた。ロシアとの戦争を終わらせるための道筋を巡り、米国とウクライナはなお意見の隔たりを抱えながらも、その幅を少しずつ詰めつつある。
会議室の扉が閉まると同時に、参加者たちの声が一斉に落ち着いた。2025年11月23日、スイス・ジュネーブで開かれた米国とウクライナの協議で、ルビオ米国務長官は「これまでで最も生産的な一日だった」と語り、新たな和平の枠組み作りに手応えを示した。ロシアとの戦争終結を目指す28項目の案は強い批判を浴びており、両国は「更新・改良された和平の枠組み」を作成したと発表した。
大統領府の階段を上がったゼレンスキー氏は、カメラの前で立ち止まり、ゆっくりと顔を上げた。21日に公開された約10分間の演説で、同氏はロシアとの戦争を終わらせるためにアメリカが示した和平案をめぐり、ウクライナが「尊厳を守ること」と「アメリカという最大の支援国を失わないこと」の間で、痛みを伴う選択に直面し得ると国民に訴えた。ロシア軍の攻撃が続き、冬の寒さが迫る中、前線と都市の双方に重い空気が広がってい…
声明文を読み上げる声が、南アフリカ・ヨハネスブルクのG20首脳会場に静かに響いた。22日、欧州連合(EU)各国とカナダ、日本の首脳は、米国がまとめた28項目のウクライナ和平案について「さらなる作業が必要だ」との共同声明を公表した。ロシア寄りだと受け止められる内容に対し、同盟国が一斉に疑問を突きつけた形である。
政府高官がずらりと並ぶ会議室で、プーチン大統領が静かに口を開いた。2025年11月21日、テレビ中継された会合で、米国からウクライナ和平案を受け取ったと明かしたのだ。28項目から成るとされるその案は、ウクライナとの戦争を終わらせる「最終合意の土台になり得る」と言いながらも、ロシア政府内での本格協議はまだだと付け加えた。前線ではロシア軍の攻勢が続き、和平と軍事圧力が同時に進むいびつな構図が鮮明になっ…
分厚い書類の束がテーブルの上に置かれ、キーウの大統領執務室に緊張が走った。2025年11月20日、ウクライナのゼレンスキー大統領は訪問したドリスコル米陸軍長官から、ロシアの侵攻終結をうたう新たな「28項目和平案」を正式に受け取った。米ニュースサイトAxiosがその全文を公開し、ウクライナの将来を大きく左右しかねない中身が次第に明らかになっている。
北の海に面した空域を巡回していた英空軍の哨戒機のコクピットに、突然まぶしい光が突き刺さったという。その視線の先にいたのは、ロシアの情報収集艦「ヤンタル」だった。英国のジョン・ヒーリー国防相は2025年11月19日、この艦が英軍機にレーザーを向けた事案を公表し、操縦士の命を危険にさらす挑発だと強い口調で批判した。英側は、事態次第では軍事行動も辞さない構えをにじませている。
トルコでの首脳会談の席で、ゼレンスキー大統領はエルドアン大統領と向き合っていた。同じ頃、ワシントンからは、ロシアとの戦争を終わらせるためには米国が用意した枠組みを受け入れるべきだという厳しいメッセージが届けられていた。領土の割譲や軍の縮小まで含むこの提案は、ウクライナにとって和平と主権のどちらを優先するのかという重い選択を突きつけている。
報告書が公表された会見場で、分厚い冊子のページが静かにめくられていった。防衛省のシンクタンク、防衛研究所が2025年11月20日にまとめた「中国安全保障リポート2026」は、中国とロシア、北朝鮮の結び付きが、台湾や東・南シナ海、朝鮮半島を含むインド太平洋の安全保障を揺らしていると警鐘を鳴らす。
トランプ米大統領の側近たちが、静かな会議室で地図と資料を広げている。表に出ていないのは、ロシアと協議を重ねながらウクライナ戦争の終結案をまとめようとしているからだ。米メディアAxiosやロイター通信によると、ホワイトハウスは水面下で新たな和平ロードマップを作成しており、複数の米ロ当局者がその存在を認めているという。
中国の港に、静かにロシア船が入ってくる。積み荷は北極圏から運ばれた液化天然ガスLNGだが、取引価格は通常より3~4割も安い。背後には、米欧の厳しい制裁で行き場を失った巨大プロジェクト「アークティックLNG2」と、そのガスを受け入れる中国の姿勢が重なっている。
ニューヨークの会議場で、各国の代表が静かに手を挙げた。国連安全保障理事会は17日、トランプ米大統領が示したガザ地区の和平計画を支持する決議案を、賛成13か国、反対なしで採択した。ロシアと中国は棄権したものの、2年に及んだ激しい戦闘を止めた停戦を、いかに定着させるかという新たな段階に世界は踏み出した。
米石油大手シェブロンが、制裁対象となっているロシアの石油会社ルクオイルの海外資産の一部取得を検討していることが明らかになった。複数の関係者が2025年11月17日に証言したもので、ウクライナ戦争に絡む制裁の中で、誰がこれらの資産を引き継ぐのかという静かな争奪戦が始まりつつある。
欧州委員会が、緊急時に兵士や装備を素早く大陸横断させるための新たな輸送システムづくりに動き始めた。ロシアの攻撃への不安や米国の防衛関与への疑問がくすぶるなか、加盟国の国境をまたぐ軍事輸送を一つの仕組みで調整し、インフラや輸送手段を軍が優先的に使えるようにする構想だ。草案は近く公表される見通しで、欧州防衛の実行力を問う試金石となる。
中心街に2度の爆発が重なり、眠りの街が揺れた。2025年11月17日、ウクライナ東部ハルキウ州バラクリアでロシアによるミサイル攻撃が発生し、3人が死亡、子どもを含む10人が負傷した。市の軍事行政責任者ビタリ・カラバノフ氏が明らかにし、9人が病院に搬送された。冬を前に、攻撃は市民生活の近くまで迫っている。