ムーディーズ、フランス格付け「Aa3」を維持 2027年予算の成立と社会不安の緩和を想定
ムーディーズは2026年10月23日(現地時間)、フランスの信用格付けの定期見直しを終え、新たな格付け変更を行わず「Aa3」と見通し「ネガティブ」を維持した。ロイターによると、判断の前提には、赤字削減を盛り込む2027年予算の成立と、今後数カ月での資金調達コストや社会的緊張の一定の緩和がある。
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ムーディーズは2026年10月23日(現地時間)、フランスの信用格付けの定期見直しを終え、新たな格付け変更を行わず「Aa3」と見通し「ネガティブ」を維持した。ロイターによると、判断の前提には、赤字削減を盛り込む2027年予算の成立と、今後数カ月での資金調達コストや社会的緊張の一定の緩和がある。
ロイターは2026年10月2日、ロシアの富裕層による「自発的」な予算拠出が年初から4710億ルーブル(56億ドル超)に達し、政府支出の1%超に相当すると、政府予算文書に基づき報じた。一方、The Bellは予算案の説明文書にある4714億ルーブルを2026年通年の見込み額と報じ、8月中旬までの実績を約3840億ルーブルとしている。
ロシア政府は2026年9月24日(現地時間)、財務省が提出した2027年連邦予算案と2028~2029年の計画を承認した。3年間の財政赤字は各年GDP比約2%を見込み、国防・安全保障を重点分野に位置付ける。財務省は金属・肥料部門などへの課税強化も提案している。
イスラエルが対イラン作戦の長期化を前提に、国家予算の組み替えへ踏み込む動きが強まっている。ネタニヤフ首相は3月10日、軍事作戦に充てるため国防費を数百億シェケル規模で増額する意向を表明した。単発の補正にとどまらず、2026年予算全体と財政赤字の前提を見直す可能性があり、戦費の重みが経済運営を一段と圧迫し始めた形だ。
政府は2026年度予算案の最終調整を進めている。一般会計は約122.3兆円と、当初予算で過去最大を更新する見通しだ。税収が伸びても歳出を賄い切れず、新規国債は約29.6兆円に膨らむ。家計の負担感が残るなか、何に優先的に配るかが焦点になってきた。
国際通貨基金(IMF)は4日、日本政府が先月まとめた経済対策について、財政コストの重い案を外し、規模を抑えた点を評価した。新たな歳出は予想より小さく、来年度の財政赤字への影響も限定的とみている。一方で、利払いの増加や高齢化、防衛費といった長期の課題は重く、誰がどこまで負担を担うのかという問いが改めて浮かび上がっている。