米トランプ大統領、イラン海上封鎖継続を表明 合意まで解除拒否

トランプ氏、イランの停戦案拒否 核合意まで海上封鎖継続へ

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米主要報道によると、トランプ大統領は4月29日、イランの核問題で米国の懸念に応じる合意が成立するまで対イラン海上封鎖を続ける考えを示し、ホルムズ海峡再開と封鎖解除を先行させるイラン側の最新提案を拒否した。また、米中央軍が交渉打開に向けた「短期的で強力」な追加打撃案を準備していることも報じられており、政権の対イラン圧力は封鎖継続と軍事オプションを組み合わせる段階に入ったとみられる。

封鎖優先と軍事オプション

トランプ氏はインタビューで、封鎖は爆撃よりもいくぶん効果的だとの趣旨を述べた。直ちに爆撃再開へ傾くのではなく、海上封鎖を核交渉のてこに使う姿勢を前面に出した形だ。

一方で、中央軍は交渉が行き詰まった場合に備え、限定的ながら強い打撃を想定した案を用意している。攻撃命令が出た段階ではないが、封鎖だけで譲歩を引き出せない場合の選択肢を残している。

トランプ氏と政権幹部は同日、ホワイトハウスで石油・ガス業界幹部とも会い、イランとの戦争に伴うエネルギー面の影響や封鎖長期化の可能性を協議した。この動きは、停戦交渉が難航する現状において、米政権が海上封鎖の長期化を視野に入れつつ、国内経済やグローバルなエネルギー供給網へのダメージコントロールを政策の重要な柱として位置づけ始めたことを示している。

核問題を先に縛る米側要求

交渉の焦点は、海峡再開や封鎖解除を先に進めるのか、核問題を先に縛るのかに移っている。イラン側の最新提案は、ホルムズ海峡再開と米国の封鎖解除を先行させ、核問題の協議を後段に回す内容だった。トランプ氏はこれを受け入れず、核問題を切り離さない立場を鮮明にした。

ホワイトハウスは3月1日に対イラン「壮絶な怒り作戦」の開始を公表し、4月8日にはイランが停戦とホルムズ海峡再開に同意したとの政権見解を示していた。だが4月29日時点では、停戦後の実務と核協議の順序をめぐる対立が続き、当初描いた進展は足踏みしている。

今後の焦点は、封鎖継続がイラン側の核問題での譲歩につながるのか、それとも交渉停滞を受けて追加軍事行動に傾くのかにある。トランプ政権は、爆撃より封鎖を優先する姿勢を示しながらも、軍事圧力を完全には下ろしていない。

参考・出典

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