ウクライナ南部ザポリージャで火力発電所を20機超のドローン攻撃

ザポリージャ原発の外部電源支える火力発電所に攻撃 送電不安続く

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ロシア側が管理するザポリージャ原子力発電所の運営当局は4日、ウクライナが20機を超えるドローンで近隣のザポリージャ火力発電所を攻撃したと主張した。この火力発電所の設備は原発に外部電源を届けるうえで重要な役割を担っており、原発本体への直接攻撃とは別に、周辺の電力インフラが原発の安全を揺さぶる構図が改めて浮かび上がった。

スイッチヤードへの激しい攻撃

IAEAは4日、ザポリージャ火力発電所のスイッチヤードが同日朝に激しい攻撃を受けたと明らかにした。スイッチヤードは発電所でつくられた電力を送電網に送り出す接続点にあたり、損傷が広がれば、原発が外部から電力を受け取る経路にも影響が及び得る。

現地のIAEAチームは、近隣の火力発電所の方向から薄い煙が上がるのを確認し、軍事活動の音も聞いた。一方、攻撃主体については慎重な整理が必要だ。ウクライナが20機超のドローンを投入したとの具体的な非難はロシア側運営者の主張であり、IAEAがその主体を確認したわけではない。

前日に起きた17回目のブラックアウト

ザポリージャ原発では2日夜から3日にかけても、外部電源を失うブラックアウトが起きた。ロシアによる占拠後では17回目、2026年に入ってからは5回目となる。原発は停止中でも、燃料を冷却し、安全設備を動かすために電力を必要とする。外部電源が不安定になれば、非常用発電機などへの依存が高まり、安全上の余裕は狭まる。

今回の焦点は、原発そのものが攻撃されたかどうかではなく、外部電源に不可欠な周辺インフラが攻撃にさらされている点にある。IAEAによると、4日時点で原発の唯一残る送電線は接続を維持していた。ただ、送電設備の実際の損傷規模や、攻撃が原発への電力供給に与えた影響の詳細は明らかにされていない。攻撃主体の独立した確認の有無とあわせ、外部電源の確保が引き続き最大の安全課題となる。

参考・出典

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