ベラルーシ大統領、参戦否定 攻撃時はロシアと共同防衛

ルカシェンコ氏、ベラルーシ参戦条件を自国攻撃時に限定 ウクライナとの会談用意も

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ベラルーシのルカシェンコ大統領は2026年5月21日、ベラルーシはウクライナでの戦争に自発的には加わらないとしたうえで、自国が攻撃を受けた場合はロシアと共同で防衛すると述べた。あわせて、ウクライナのゼレンスキー大統領との直接会談に応じる用意も示した。ベラルーシ国営通信ベルタが伝え、複数の報道も同趣旨を報じた。

参戦条件を「自国への侵略」に限定

ルカシェンコ氏はさらに、ゼレンスキー氏との会談について、場所はベラルーシでもウクライナでも構わないとの考えを示した。会談日程や形式が固まったわけではないが、軍事的な警戒が続く中で、直接対話の余地を公に示した形だ。ただし、ウクライナ側からはルカシェンコ氏の言葉ではなく行動を見るべきだとして、提案に否定的な反応が出たと報じられている。

一方で、攻撃を受けた場合の対応相手としてロシアを明示した。ベラルーシはロシアと軍事・安全保障面で深いつながりがあり、今回の発言は「戦争には加わらない」とする抑制的な姿勢と、「攻撃されればロシアと守る」という同盟国としての立場を同時に打ち出した形だ。

ルカシェンコ氏はさらに、ゼレンスキー氏との会談について、場所はベラルーシでもウクライナでも構わないとの考えを示した。会談日程や形式が固まったわけではないが、軍事的な警戒が続く中で、直接対話の余地を公に示した点は新たな動きとなる。

ベラルーシ経由の拡大警戒

発言の背景には、ウクライナ側がベラルーシ経由での戦争拡大を警戒し続けている事情がある。ゼレンスキー氏は直前まで、ロシアがベラルーシを戦争拡大に引き込む可能性に繰り返し言及していた。

ベラルーシは2022年2月、ロシアによるウクライナ全面侵攻の開始時に、自国領をロシア軍の対ウクライナ作戦に使わせた経緯がある。このため、ベラルーシが直接参戦していなくても、同国の領土や軍事態勢はウクライナにとって安全保障上の重要な懸念であり続けている。

今後の焦点は、ウクライナ側が否定的な反応を示す中で実際の外交接触が生まれるか、そして国境周辺の部隊運用や警戒態勢に具体的な変化が出るかに移る。ルカシェンコ氏の発言は、参戦条件を限定するメッセージであると同時に、ロシアとの共同防衛を改めて示すものでもあり、軍事と外交の両面で受け止められることになる。

参考・出典

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