国家情報会議への改編案が国会へ 官邸の安保主導権を確立
安全保障や経済安保を巡る情報の扱いを、官邸主導で一段と統合する構想が国会審議に向かう。政府は内閣情報会議を首相直轄の「国家情報会議」に改める法案を提出する方針で、木原官房長官は記者会見で、司令塔機能の強化が国民の安全と国益の確保に欠かせないと意義を訴えた。
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安全保障や経済安保を巡る情報の扱いを、官邸主導で一段と統合する構想が国会審議に向かう。政府は内閣情報会議を首相直轄の「国家情報会議」に改める法案を提出する方針で、木原官房長官は記者会見で、司令塔機能の強化が国民の安全と国益の確保に欠かせないと意義を訴えた。
民生AIを防衛の現場にどう組み込むかが、構想段階から実証段階へ移る。防衛省は2024年にAI活用推進基本方針をまとめ、情報収集・分析や指揮統制を重点分野に位置付けた。今回の取り組みは、その方針を自衛隊の具体的な運用支援へ落とし込む初期案件の一つとなる。
米政権の通商圧力が再び広がる気配を見せるなか、日本政府は即時の対抗ではなく、まず対象と影響の見極めを優先する姿勢を示した。関税の発動そのものより、調査の射程がどこまで広がるのかが焦点で、対日措置が具体化する前の情報収集と対米調整が当面の軸になる。
日本のAI指針は、生成AIそのものの説明責任から、自律的に動く仕組みをどう止め、どう監督するかという段階に移りつつある。総務省が示した「AI事業者ガイドライン」の改定案は、AIエージェントやフィジカルAIの広がりを踏まえ、利便性を高めるだけでは不十分だとして、人が最終判断に関与できる設計を改めて中核に据えた。
SNSで実行役を募る「闇バイト」型犯罪が、住宅を狙う侵入窃盗にも広がる実態が改めて浮かんだ。警視庁は3月12日、東京都立川市のアパートから現金1000万円以上を盗んだとして、三重県津市の松本一摩容疑者(30)ら男5人を逮捕したと発表した。
受信料制度の実効性が、宿泊業界を相手取る法廷対応で改めて問われる局面に入る。NHKは、長期の未払いが続くホテル運営会社2社に対し、近く民事訴訟に踏み切る方針である。テレビを多数備える事業者への徴収をどう徹底するかが、今回の焦点になった。
中東情勢を巡る国会答弁は、エネルギー安全保障への懸念と、自衛隊運用の法的な線引きを切り分ける内容となった。高市早苗首相は12日の衆院予算委員会で、ホルムズ海峡でイランが機雷を敷設したとの報道に関連し、機雷除去のために自衛隊を展開することは想定できないとの認識を示した。
来週の訪米を前に、対米発信の舞台をどこに絞るかという判断が浮かび上がった。高市早苗首相は12日の衆院予算委員会で、米側から打診されていた米議会での演説を見送ったと明らかにした。首脳会談当日の議会日程との兼ね合いで、十分な聴衆を見込みにくいと判断したためで、今回は象徴性より実務的な会談を優先した形だ。
オンラインカジノ対策で、違法性を指摘しても実際の遮断が進みにくい実態が明らかになった。警察庁は3月12日、委託先のインターネット・ホットラインセンター(IHC)が昨年9~12月、海外の運営事業者らに日本向けサイトやアプリ計447件の削除を要請したと公表した。しかし国内から接続できなくなったのは約30サイトにとどまり、海外側の対応は限定的なままだ。
警察庁が3月12日に公表した2025年の集計で、インターネットバンキングを通じた不正送金の被害額は約103億9700万円となり、前年を約2割上回って過去最多を更新した。従来のメールやSMSを使うフィッシングに加え、金融機関を名乗る電話で企業の担当者に接触し、偽サイトへ誘導して法人口座の認証情報を盗む「ボイスフィッシング」が被害拡大の目立つ要因となった。
2026年度予算案を3月31日までに成立させる構えを、高市早苗首相が3月12日の衆院予算委員会で改めて打ち出した。首相は、国民生活に支障を生じさせないためだとして、野党側にも協力を求めた。審議日程を巡る与野党の綱引きが続く中でも、政権としては月内、すなわち年度内成立の旗を下ろさない姿勢を鮮明にした形である。
中東情勢の緊迫化で原油相場の上昇圧力が強まるなか、政府は石油備蓄の活用に踏み切る構えを鮮明にした。高市早苗首相は2026年3月11日、ガソリンなどの石油製品の供給に支障が生じないよう備蓄を使う方針を表明した。朝日新聞は、放出開始が3月16日にも想定されていると報じており、価格高騰と供給不安の双方への備えが前面に出てきた。
PayPayの米新規株式公開は、仮条件を下回る1ADS16ドルで決着した。売り出し規模は約5500万ADSで、単純計算の調達・売却総額は約8億8000万ドルになる。国内では圧倒的な知名度を持つ決済アプリだが、米市場での評価はまず慎重な水準からの出発となった。ナスダックでは米東部時間12日、日本時間では同日夜に取引を始める見通しだ。
観光庁が3月11日に有識者会議へ示した「観光立国推進基本計画」の改定案は、訪日需要の拡大目標を維持しながら、受け入れ現場のひずみへの対応を前面に押し出した。混雑や騒音などオーバーツーリズム対策に取り組む地域を、現在の47地域から100地域へ増やし、観光振興と住民生活の両立を政策の軸に据える内容である。
経済産業省は3月9日、デンマークの風車大手べスタスと、日本での洋上風力発電設備の製造拠点設立に向けた協力覚書を交わした。一定の前提条件を満たせば、べスタスは2029年度までに国内でナセル最終組立拠点を設ける方針で、政府は立地や供給網づくりを後押しする。洋上風力の部材調達を海外依存から一部でも国内化できるかが、今後の焦点となる。
反撃能力の中核となる国産長射程ミサイルの実配備が、月内に静岡県内で始まる。防衛省は3月10日、31日に陸上自衛隊富士駐屯地の特科教導隊へ「島嶼防衛用高速滑空弾」を配備すると明らかにした。教育部隊への先行配備を通じて運用要員の養成と実践的な態勢整備を急ぎ、2022年の安保関連3文書で打ち出したスタンド・オフ防衛能力の具体化を一段進める形となる。
ペルシャ湾の海上リスクが一段と高まった。11日未明、オマーン沖のホルムズ海峡付近でコンテナ船が飛来物による攻撃を受け、火災が発生して乗組員の大半が退避した。商船三井が所有する船舶が標的になったとの報道もあり、中東発の物流やエネルギー輸送を巡る警戒が、日本企業にも直接及び始めた形だ。
自衛隊の指揮判断にAIを組み込む試みが具体段階に入った。富士通は2026年3月10日、防衛装備庁の防衛イノベーション科学技術研究所から、指揮官の意思決定を支援する防衛用マルチAIエージェントの委託研究を受注したと発表した。人手に頼りがちな情報整理や分析を補い、判断の速度と精度を高める「AI幕僚能力」の獲得を目指す。
日本で暮らす外国人の増加が、新たな節目を超えた。2025年末時点の在留外国人数は約413万人となり、過去最多を更新するとともに、初めて400万人台に乗ったことが2026年3月10日、出入国在留管理庁が閣議に提出した資料で明らかになった。前年末からは約36万人増え、直近3年間では100万人超の増加となる見通しで、日本の労働力確保や地域社会の受け入れ体制に一段と重い課題を突き付けている。
政府が3月10日に固めた見直しは、発火事故への対応と資源確保を同時に進める制度改正である。小型家電リサイクル法の回収対象に、モバイルバッテリー、ポータブル電源、加熱式たばこ機器、電子たばこ機器の4品目を加える。自治体や認定事業者による回収の枠組みに載せることで、一般ごみに紛れ込みやすい製品の適正処理を広げ、リチウムイオン電池を巡る火災リスクの低減と金属資源の再利用拡大を狙う。