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ロイターによると、中国が実効支配する南シナ海・西沙(パラセル)諸島の鴨公(ヤゴン)島で、8月17日付の商業衛星画像に三つまた状の新たな建造物が確認された。衛星画像提供会社バントールは軍事用レーダー・早期警戒施設との類似を指摘しているが、用途は確定していない。
建設は3~4月ごろに開始か
ロイターは、別の衛星画像から建設が3月から4月ごろに始まったとみられると報じた。バントールは、南シナ海の他の軍事用レーダー・早期警戒施設に似るとして、鴨公島から南西約14キロにあるアンテロープ礁で将来整備される施設と関連する可能性を示した。
一方、バントールは用途を確定できないとしている。オープンソース分析者ダミアン・サイモン氏もレーダー施設との判断は時期尚早とし、安全保障学者コリン・コー氏は独立した観測所の可能性にも言及した。鴨公島とアンテロープ礁はいずれも西沙諸島西部の永楽(クレセント)群島に位置する。
アンテロープ礁では滑走路候補地を掘削
ロイターは8月19日、衛星画像を基にアンテロープ礁の第1期工事が完了したと報じた。AMTIは8月14日の分析で、埋め立て・しゅんせつ作業が完了したように見えるとし、造成地は約1500エーカーに達したとしている。
AMTIは礁の北西部で約4300フィートにわたる掘削を確認し、新たな滑走路の初期工事とみている。ただし舗装材は敷設されていない。ロイターが確認した人工島は全長約6キロで、3キロを超える直線状の海岸線があり、一部の分析者は滑走路になる可能性を指摘している。
ロイターによると、中国は新たな軍事基地の建設を認めておらず、中国国営メディアはアンテロープ礁について、気象予報や漁業保護、科学研究などの民生上の需要を満たすものだと説明している。
