中国当局、米NVIDIAのH200を主要AI企業に限定解禁

中国、主要AI企業にNVIDIA「H200」限定購入を容認へ 候補にアリババやバイトダンスなど

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米ニュースサイトThe Informationは米時間8日、中国当局が国内の主要AI企業に対し、米NVIDIAのAI半導体「H200」を限定購入できるようにする計画だと、関係者2人の話として報じた。ロイターも同日、引用して伝えた。対象候補にはアリババ、バイトダンス、DeepSeekが含まれ、近く一部の購入許可を得る可能性があるという。

主要AI企業に絞った限定容認

H200は、AIモデルの開発に使われる高性能半導体だ。生成AIの学習や性能向上には大量の計算能力が必要で、こうした半導体の確保はAI企業の開発スピードを左右する。

今回伝えられた内容は、中国がH200の購入を全面的に認めるものではなく、対象企業や数量を絞る形で一部の購入を容認する方向を示すものだ。The Informationは、認められるH200の総数が20万個未満になる可能性があり、企業側の当初要求の半分未満だとも伝えている。ロイターによると、NVIDIA、米商務省、中国商務省、アリババ、バイトダンス、DeepSeekはいずれもコメント要請に直ちには応じなかった。

H200販売をめぐっては、3月にNVIDIAが中国向け販売で北京の承認を得たとの関係筋報道があった。一方で、その後も中国側の承認運用や購入条件をめぐる不透明さが残り、実際の購入範囲や運用条件は流動的な状況が続いていた。

年初から続いた厳しい制限

H200をめぐっては、年初から中国側の厳しい運用が相次いで報じられていた。1月7日のロイター報道では、中国当局が一部の中国テック企業にH200の発注を一時停止するよう求め、国内AI半導体の購入を義務づける案も検討しているとされた。

翌8日のロイター報道では、H200の購入を一部の商用用途に限って認める一方、軍や機微性の高い政府機関、重要インフラ、国有企業は対象外とする方向で準備していると伝えられた。顧客ごとに、H200とあわせて国産半導体をどの程度購入させるかも調整されているとされた。

1月14日には、中国税関当局がH200の中国への持ち込みを認めないと税関担当者に伝えたとの報道もあった。同時にThe Informationは、大学との共同研究開発など特別な事情がある場合に限って購入を承認する方針だと報じていた。一方、1月下旬にはバイトダンス、アリババ、テンセント、DeepSeekへの条件付き承認も関係筋情報として報じられたが、条件の詳細や実際の発注への移行は不透明だった。今回の報道は、対象企業と数量を絞ったうえで、滞っていたH200購入を主要AI企業向けに動かす可能性を示すものとして受け止められている。

参考・出典

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