豪空軍 日米豪3空軍の補給調整枠組み創設、共同運用へ

日豪米空軍、補給調整枠組みを創設 燃料・装備融通で連携強化

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オーストラリア空軍は7月9日(現地時間)、航空自衛隊、米空軍、豪空軍の3者による補給調整の枠組みを創設したと発表した。航空自衛隊も8日、3者が7日にキャンベラで後方部門の協力文書に署名したと公表している。燃料や装備の融通を含む連携を進め、共同訓練や運用で部隊が円滑に連携できるようにする狙いだ。

訓練拡大と並ぶ補給面の連携強化

署名したのは、航空自衛隊、米空軍、豪空軍の後方部門に関わる責任者らだ。枠組みは、各国が持つ燃料や装備をより柔軟に使えるよう調整するもので、航空機を飛ばす訓練そのものだけでなく、その前後を支える補給や維持整備の連携を深める意味を持つ。

日豪米の空軍協力は、訓練面でも広がっている。豪国防省は7月6日(現地時間)、3カ国による新たな演習「Exercise Southern Cross 26」を6日から17日まで、オーストラリア北部のダーウィンとティンダルで実施していると発表した。参加するのは豪空軍、米国太平洋空軍、航空自衛隊で、豪国防省は3カ国連携を「安全で安定し、繁栄したインド太平洋」に不可欠だとしている。

軍の活動では、航空機や人員を集めるだけでは任務は成り立たない。燃料、交換部品、整備要員、輸送計画がそろって初めて継続的な運用が可能になる。今回の枠組みは、日豪米の協力が飛行訓練の段階から、部隊を動かし続けるための実務分野へ広がっていることを示している。

既存協力を土台にした3者調整

補給・維持整備をめぐっては、豪米間で先行して制度面のすり合わせが進んでいた。豪国防省は6月、豪空軍と米空軍の物流協議で、ロジスティクス態勢、部隊移動、維持整備計画の整合を扱ったと説明している。平時の訓練から危機時の対応まで、部隊を速やかに動かすための準備を話し合った形だ。

航空自衛隊も米空軍の後方分野との実務接点を持っている。航空自衛隊補給本部は、2025年1月に米空軍資材司令部ライフサイクルマネジメントセンター安全保障援助協力本部長官の来訪を受け、日米相互防衛援助協定に基づく有償援助の現状や課題について認識を共有したとしている。今回の3者枠組みは、こうした日米、豪米それぞれの後方分野の協力を、日豪米の運用協力の中で結び直す動きといえる。

合意文書の正式名称や、燃料・装備以外に対象となる物品・役務の範囲、適用場面、具体的な実施手順は明らかにされていない。燃料や装備の融通は、常設の共同備蓄や自動的な相互供給を意味するものではなく、既存の各国間協定や国内手続きに沿って運用されるとみられる。

参考・出典

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