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原子力規制委員会は2026年7月9日、東京電力の本社と柏崎刈羽、福島第一、福島第二の3原発で、テロ対策に関わる秘密情報を含むファイルが不適切に保存されていたと明らかにした。福島第一、福島第二では、共有フォルダーや社員のパソコンに複数のファイルが保存されていた。
東京電力の複数原発に広がった管理不備
問題は、柏崎刈羽原発だけでなく、東京電力の本社と福島第一、福島第二にも広がった。複数報道によると、テロ対策などを担当する部署の共有フォルダーに秘密情報を含むファイルが保存され、本来は権限のない社員らもアクセスできる状態だった。
核物質防護秘密は、核燃料物質や原子力施設を不正な接近や攻撃から守るための対策に関わる情報である。取扱者や保管方法を限定することが前提となるため、共有フォルダーや社員のパソコンへの保存は、アクセス管理と保管手順の運用に不備があったことを示す。
件数や閲覧範囲などの詳細は未公表
今回新たに確認された不備について、対象ファイルの具体的な件数や保存期間、福島第一、福島第二それぞれの閲覧権限の範囲などは、確認できる報道範囲では詳しく示されていない。一方、外部への情報漏えいは確認されていない。
規制委は、秘密情報の管理不備が新たに確認されたとして、東京電力に対する追加検査を継続する。東京電力は4月、社員による本社・柏崎刈羽原発での不適切な取扱いについて改善措置報告書を提出しており、今回の不備はその後の検査で確認された。
