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ウクライナが6日に無人機で攻撃した西シベリアのオムスク製油所について、ロイターは7日、業界関係者2人の話として稼働が停止したと伝えた。ロシア最大の製油所とされる同施設は、ウクライナ支配地域から約2700キロ離れており、開戦後でも最長級の深距離攻撃の一つとなった。
中核装置の損傷と燃料販売の停止
関係者情報では、攻撃で火災に見舞われたのはCDU-10原油蒸留装置で、製油所全体の生産能力の約38%を担う設備だ。原油蒸留装置は、原油を加熱してガソリンや軽油などのもとになる成分に分ける製油所の心臓部にあたる。
ロイターは、別の一次処理装置CDU-11も停止したと伝えている。同装置自体は被弾していないが、稼働に必要なネットワーク接続の一部が損傷したという。CDU-11は製油所能力の約37%を占め、近く再開する可能性があるとされる。
オムスク製油所は7日から、サンクトペテルブルク国際商品取引所でのガソリンと軽油の販売も停止した。ロイターの続報では、オムスク市内で給油待ちの車列が発生し、一部の民間給油網が個人向けのガソリン販売を止めたとも伝えられている。
同製油所の2024年の処理量は約2200万トン、日量換算で約44万バレルと伝えられている。ロシア東方の主要精製拠点であり、停止が長引けば燃料の配分や輸送への影響がさらに広がる可能性がある。
国境から約2500キロの深距離攻撃
ウクライナ軍は6日、オムスク製油所を攻撃したと表明した。ロシア側ではオムスク州のホツェンコ知事が攻撃の発生を認め、飛来した無人機の大半は撃墜され、死傷者は出ていないと説明した。
オムスクは西シベリアにあり、ウクライナ国境から約2500キロ、ウクライナ支配地域からは約2700キロ離れている。ロシア奥深くの燃料インフラを狙う攻撃は、前線から遠い地域の防空とエネルギー供給の双方に圧力をかけるものだ。
製油所を運営するガスプロム・ネフチは、操業再開の時期や停止範囲の詳細を公表していない。CDU-10以外の主要設備にどの程度の損傷があるかも明らかにされておらず、ロシア側は被害状況の調査と復旧作業を進めているとしている。
