ドイツ政府が米製トマホーク取得と国内配備で米国と合意

ドイツ、米国製トマホーク取得で合意 国内配備で長距離火力と対ロ抑止を強化

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ロイターなどによると、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は現地時間7月9日、ベルリンの連邦議会で、米国製巡航ミサイル「トマホーク」をドイツが取得し、自国領内に配備することで米国と合意したと述べた。欧州の長距離火力を補い、対ロシア抑止を強める動きとなる。

NATO首脳会議で協議、未了から合意公表へ

メルツ氏は現地時間7月7日から8日にかけて、トルコのアンカラで開かれたNATO首脳会議に参加した。8日の記者会見では、トマホークを巡る協議について「まだ完了していない」と述べていたが、9日の連邦議会では、首脳会議の合間に米国側と合意をまとめたと説明した。

米独両政府は2024年7月10日付の共同声明で、米国が2026年からドイツで長距離火力能力を段階的に配備し、将来の恒久配備に向けた計画の一部にするとしていた。対象にはSM-6、トマホーク、開発中の極超音速兵器が含まれる。長距離火力は、相手の攻撃拠点や指揮施設などを遠方から狙える能力で、NATO内ではロシアへの抑止力を高める手段の一つと位置づけられている。

数量や運用主体はなお未公表

2026年5月初めには、メルツ氏が当面は米国によるトマホーク配備が行われないとの認識を示していた。これに対し、ドイツ国防省は最終的な取りやめではないと説明しており、ドイツへの配備の行方は不透明な状態が続いていた。

今回の表明では、数量、費用、引き渡し時期、配備先、運用主体、連邦議会での手続きなどの詳細は明らかにされていない。報道ではドイツがトマホークを購入し、国内に配備する合意と伝えられている一方、2024年共同声明で示された米軍の段階的配備計画との制度上・運用上の関係については、政府の詳しい説明は確認できていない。

参考・出典

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