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米エネルギー省(DOE)は8月20日(米国時間)、重要鉱物の処理や電池材料の製造・リサイクルを担う国内7事業を、総額5億ドルの助成対象に選定した。リチウム、コバルト、電池材料の国内供給網を強化する狙いだ。
Lilac、Jervois、Nth Cycleに各1億ドル
DOEによると、Lilac Solutions傘下のWaterleaf P1 HoldCoには1億ドルを充て、ユタ州グレートソルトレーク北東岸で商業規模のリチウム抽出・精製施設を整備する。Lilacは第1期で年5,000トンの電池級炭酸リチウムを生産し、2028年の初回生産を計画している。
Formation Holdings US(Jervoisとして事業)にも1億ドルを充て、商業規模のコバルト精製所を建設する。DOEは所在地を未定としている。Nth Cycleには1億ドルを充て、米南東部で使用済みリチウムイオン電池や製造スクラップ由来のブラックマスを処理する施設を整備する。
残る4事業は各5,000万ドル。Princeton NuEnergyはジョージア州Commerceで正極材の再生施設、Arcanum Venturesは米メキシコ湾岸で電池級エチレンカーボネート製造施設を整備する。Elevated Materialsは超薄型リチウム金属フィルムなどの製造施設、Coreshell Technologiesはカリフォルニア州San Leandroでシリコン負極系電池の生産能力を整備する。
3月に最大5億ドルの資金募集
DOEは3月13日に第3ラウンドの資金機会を公表し、4月24日を申請期限としていた。8月20日の発表で7事業と連邦負担額の内訳が示され、重要鉱物の処理から電池材料の製造、リサイクルまで供給網の複数段階が選定対象となった。
