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京都府警は26日、大阪市生野区に住む中国籍の女(36)を銀行法違反(無免許営業)の疑いで逮捕した。日本側で依頼者から計1228万円を受け取り、中国側の関係先に人民元に換算した金額を支払う仕組みで、正規の銀行や資金移動業者を通さない「地下銀行」型の無許可送金をした疑いがある。
8回にわたる中国向け無許可送金
逮捕容疑は、関係者らと共謀し、銀行業の免許を受けないまま、2024年12月から2025年11月ごろにかけて8回、為替取引に当たる送金を無免許で請け負ったというものだ。
この仕組みでは、日本国内で円を受け取る一方、中国側で相当額の現地通貨を支払う。見かけ上は国境をまたいで現金を動かさなくても、実質的には資金を国外に移したのと同じ効果を持つため、犯罪収益を移転する経路として悪用されるおそれがある。
女は違法性の認識を否定する趣旨の供述をしている。
犯罪収益の移転経路として捜査
京都府警は、不正送金分のうち約1000万円について、依頼者側の窃盗事件などで得られた犯罪収益とみている。無免許で送金を請け負った疑いに加え、犯罪で得た資金を中国側へ移す受け皿になっていた可能性が焦点となる。
さらに、同様の手口で約3年前から計約40人の依頼を受け、総額約6000万円を不正送金していた可能性があるとして、京都府警は余罪を調べている。中国側で支払いを担った人物や使用口座、手数料の実態、別の犯罪との接点の解明が今後の捜査の焦点となる。
