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共同通信は2026年8月10日、ニチレイへのサイバー攻撃を巡り、RansomHouseと名乗る集団が同社から盗んだとするデータがダークウェブ上で公開されていると報じた。ニチレイは公開を把握しているが、個人情報漏えいの詳細は明らかにしていない。
7月に犯行声明、8月10日にデータ公開を確認
ITmediaは7月22日、RansomHouseがダークウェブ上のリークサイトで犯行声明を出し、「証拠パック」と称するデータをダウンロードできる状態にしたと報じた。同集団は、機密情報などの流出を防ぐため連絡するようニチレイの経営陣に求めていた。
共同通信によると、セキュリティー会社S&Jの三輪信雄社長が8月10日午前、ダークウェブ上の公開状況を確認した。公開されたとするデータには、従業員や取引先の個人情報、法人向け業務システムのアカウントとみられる情報が含まれるという。
ただし、公開物が実際にニチレイから盗まれたものか、具体的な対象範囲や件数はニチレイから公表されていない。同社は同日の取材に、データ公開を把握しているがコメントは差し控えると回答した。
冷蔵倉庫や冷凍食品の出荷業務にも影響
ニチレイは7月15日、自社サーバがサイバー攻撃を受けたことを確認した。被害サーバの一部に個人情報が保管されていたため、個人情報保護委員会へ漏えいの可能性がある事案として報告した。7月22日には対象者へ別途通知していることも明らかにした。
同社は7月13日にシステムを遮断し、ニチレイロジグループの冷蔵倉庫の入出庫業務や、ニチレイフーズの冷凍食品出荷業務に影響が出た。7月17日から順次業務を再開し、7月24日には全拠点で平常時の通常稼働へ移行した。
ニチレイは8月7日時点でも調査を継続している。RansomHouseの関与や公開データの具体的な内容について、同社による確定的な説明は確認されていない。
