本サイトの記事や画像は、AIが公的資料や複数の報道を基に事実関係を整理・再構成し制作したものです。[続きを表示]特定の報道内容や表現を再利用・要約することを目的としたものではありません。ただし、誤りや不確定な情報が含まれる可能性がありますので、参考の一助としてご覧いただき、実際の判断は公的資料や各出典元の原文をご確認ください。[私たちの取り組み]
原油タンカーがホルムズ海峡を事実上通れない状況が続く中、コスモエネルギーホールディングスの子会社であるコスモ石油が代替調達した米国産原油が4月26日、初めて日本に到着した。時事通信の報道によれば、到着量はまず91万バレルといい、日本の原油の中東依存を補う代替調達が実際の到着の段階に入った形だ。
備蓄放出と非ホルムズ調達の並行対応
経済産業省は3月24日、中東情勢を受けて原油タンカーがホルムズ海峡を事実上通れない状態が続き、3月下旬以降の日本向け原油輸入が大幅に減少しているとして、国家備蓄原油の放出を決めた。政府対応はすでに動き出しており、供給の下支えと代替調達の両面で手当てを進めている。
4月7日の経産相会見では、備蓄放出とホルムズ海峡を経由しない代替調達によって、日本全体として必要となる量は確保できているとの認識が示された。中東から出発したタンカーも3月28日と4月5日に日本へ到着しており、非ホルムズルートでの受け入れはすでに始まっている。
関係閣僚会議の資料では、代替調達先や代替積み出し拠点として、米国のほか、サウジアラビアのヤンブー港、UAEのフジャイラ港などが挙げられている。受け皿の一つとなるコスモ石油千葉製油所は千葉県市原市にあり、原油処理能力は日量17万7000バレルだ。
民間調達多角化の実船到着
今回の米国産原油の到着は、政府による備蓄対応だけでなく、民間による調達先の多角化が実船ベースで進み始めたことを示す動きでもある。資源エネルギー庁によれば、日本の原油の中東依存度は9割を超えており、米国調達の到着は供給網の選択肢を広げる具体例となる。
もっとも、対応はなお危機下の運用が前提だ。今後は米国便やヤンブー港、フジャイラ港などホルムズ海峡を通らないルートからの到着がどこまで積み上がるかに加え、国内の製油所で受け入れを継続できるか、石油製品価格への影響をどこまで抑えられるかが焦点になる。
