オマーン・マスカット沖でタンカー外部爆発、乗員は無事

オマーン沖タンカーで外部爆発、燃料流出は封じ込め 乗組員は無事

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英国海事貿易機関(UKMTO)は26日、オマーンの首都マスカット東方約60カイリで、タンカーの左舷後方、喫水線近くに外部爆発があったと公表した。複数の主要報道は当該船をギリシャ所有の超大型原油タンカー「オリンピック・ライフ」と特定しており、船舶と乗組員は安全とされている。

喫水線近くでの外部爆発

爆発は船体の左舷側、後方寄りの喫水線付近で起きた。喫水線は船体が海面と接する高さで、損傷の場所によっては浸水や燃料漏れにつながり得る部位だ。

オリンピック・ライフは超大型原油タンカー(VLCC)とされる。VLCCは大量の原油を長距離輸送する大型船で、湾岸地域と国際市場を結ぶ海上輸送の主力の一つである。

同船では船を動かすためのバンカー燃料が一部海上に流出した。バンカー燃料は積み荷の原油とは異なる。ロイター通信によると、技術管理会社スプリングフィールド・シッピングは、同船が26日午前9時20分GMTごろに未特定の物体に当たったと説明し、船体は安定して運航可能な状態にあるとした。初期評価ではバンカー燃料タンクの一つに損傷があり、流出はすでに封じ込められたという。

原因特定と環境影響が焦点

爆発の原因や実行主体は明らかになっていない。UKMTOの警報は事案を「ATTACK」と分類している一方、具体的な情報は、左舷後方の喫水線近くで外部爆発があり、原因は調査中という範囲にとどまる。現時点では、ミサイル、機雷、ドローンなど兵器の種類や関与主体を特定する材料は示されていない。

現場はホルムズ海峡に連なる湾岸の海上交通の要衝に近いオマーン沖で、周辺海域では今年に入り海上保安上の警戒情報が相次いでいる。今回の事案は、エネルギー輸送を担う大型船の安全に関わる案件として受け止められる。

今後は、外部爆発を起こした物体や関与主体の有無、船体損傷の詳細、バンカー燃料流出の量と環境影響、船主や技術管理会社、沿岸当局による追加説明が焦点となる。船体は安定して運航可能と伝えられているが、当局の調査結果が出るまで原因の断定は避ける必要がある。

参考・出典

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